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【森】伊東和哉さん「木、森と接点をつくり、触れてもらうために」  

京都丹州木材協同組合理事

伊東和哉さん

プロフィール

“山と人が離れすぎている”現状を憂い、山に木にふれあってもらうことを目的として始めたチェンソーアートに、すぐにどっぷり。各地の大会で入賞するほどの腕前に。心から森、木を愛する姿勢から、府立林業大学校の客員教授や学校などでの講演もこなす森の情報発信者。ある小学生から届いたお礼の手紙に「伊東さんを見て、大人になるのも悪くないと思えるようになった」と感謝が綴られていたという。

今、“使わない危機”が訪れている

森の京都伊藤さん2

森の本当の実情を知っているのは、林業に従事する方々や私たちのように木を使う仕事に携わる者たちでしょう。戦後、植林された木々がそのまま放置され、健全な状態が保たれていない森。その現状のまま、次の世代にバトンタッチしていいのか。これだけ豊かで魅力的な資源が身近に存在するのに、その価値をみんなに開放しなくていいのか。私の原動力は、そんな思いにあります。
現状の打破は、地域の木を使い、生活に取り入れ、資源の循環を促すことがポイントですが、みんなに“木を使おう”と言っても今の生活スタイルを変えることは簡単ではありません。利便性や耐久性を追求すると木材よりも便利なものがありますし。だから、私は多くの仲間と共に、「見て、触って。そして欲しくなる」ことを大切に活動しています。
本職は地域の木“丹州材”を使用した家造り。ですが、木と人を近づけるアトラクション的要素がぴったりだと感じたことがきっかけで、仕事後や休日を利用してチェンソーアートを身に付け、活動を開始しました。森と木の魅力をアピールする「京都丹州もくもくフェスタ」(綾部市で開催)などでも披露し、来場者さんも開催毎に右肩上がりで大盛況。私の場合、見て驚いてもらうことだけが狙いではありませんから、さらに出来上がりを直に触ってもらうことで、質感や湿度、においまで持って帰ってもらっています。何と言っても、五感に訴えるのが木の良さですから。

森の京都伊東さん3

並行して、実際の生活に取り入れてもらう取り組みも進めています。フィンランドの手作りマグカップ“ククサ”にヒントを得た、丹州材を使用したククサ(KYO-KUKSA)。8割ほど出来上がった商品で、残り2割は自分の手にフィットするように、自らやすり成形してもらうもの。仲間と共に開発し、多くの引き合いをいただいており、今や海外展開も。
森の危機を訴えることだけでは、何も変わらない。私たち森に関わる者が、森や木の魅力を実感してもらえる方法で提示し、今の時代に欲しいと思える商品を提供しなくては。子どもたちに、木に携わる仕事をしたいと思ってもらわなくては…。私は、自分の仕事や取り組みに誇りを感じていますし、誰よりも楽しい仕事をしていると思っています。

お問い合わせ

知事直轄組織広報課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

電話番号:075-414-4071

ファックス:075-414-4075

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