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京都府犯罪のない安心・安全なまちづくりアクションプラン(中間案)に対する意見募集結果

平成17年12月26日
京都府府民労働部府民労働総務課
(電話075-414-5079)

「京都府犯罪のない安心・安全なまちづくりアクションプラン」(中間案)について、府民の皆様から御意見を募集いたしましたところ、貴重な御意見をいただきありがとうございました。
お寄せいただいた御意見及びこれに対する府の考え方を下記のとおり公表いたします。
また、提出された府民の皆様の意見を十分に考慮し、「京都府犯罪のない安心・安全なまちづくりアクションプラン」をとりまとめましたので、あわせて公表します。

1 意見募集期間

平成17年10月17日(月曜日)~平成17年11月17日(木曜日)

2 意見提出者数

33名

3 意見の要旨とこれに対する府の考え方

別紙のとおり

4 京都府犯罪のない安心・安全なまちづくりアクションプラン(PDFファイル、31KB)

(別紙)
「京都府犯罪のない安心・安全なまちづくりアクション」に係るパブリックコメントの要旨 及びこれに対する府の考え方

2 犯罪のない安心・安全なまちづくりの推進 3重点施策 (1)地域における防犯活動の推進

意見の要旨

地域によって意識、活動に濃淡があることを前提にして、穴のない対処が必要

府の考え方

防犯意識や活動に地域差があると考えていますので、実状に応じた活動が促進されるような取組を進めていきたいと考えています。

意見の要旨

自治会役員等が高齢化しており、創造的で活発な活動がうかがえない。勤労者でも活動できる環境づくりのため、勤務先の企業等へ積極的な働きかけが必要

府の考え方

事業者の防犯の取組については、地域の主体的な役割を認識し、活動への参加を促すとともに、従業員の方々が居住地域への活動に参加できるよう事業主へ働きかけたいと考えています。

意見の要旨

  • 市町村は生活安全条例を制定し、啓発活動を展開しているが、予算は潤沢でない。防犯上の問題は各地域で相違しており、市町村が具体的な活動を実施するためにも府による補助金等の予算措置が必要
  • 防犯に関して、自分で守っていくのは当然だが、適切な活動が展開されるためには、市町村等を通じた支援のための補助制度を確立すべき
  • 多種多様な既存の組織を効果的に活動させる組織とその活動を支える予算の確立が必要
  • 地域では、防犯活動のための腕章や帽子が不足しており、資材提供事業は理にかなっている。

府の考え方

市町村への補助金等の予算については、本府では、市町村の未来づくりを推進する事業等に対し交付する「未来づくり交付金」制度がありますが、地域の防犯関係ボランティア等の結成が進むよう、資材提供、人材育成などの事業や、関係団体の組織ネットワークのあり方等についても検討します。

意見の要旨

昔は警察活動により、モラルの指導もできていたが、今は法規に触れないと難しい状況。地域住民によるモラル向上に取り組むようアクションプランに入れることはできないか。

府の考え方

モラルについては、個人や地域の規範意識の問題でありますが、規範意識の低下が、地域環境を悪化させ、犯罪を誘発・助長する面があることから、あらゆる機会を通じて啓発に努め、関係機関、団体等と連携して対応していきたいと考えています。

意見の要旨

  • 府民一人ひとりが安心・安全に興味を持つことが大きな力になる。ボランティアなどをしたい人は多いと考えられ、こうした人の掘り起こしのための啓発が必要
  • 市町村のボランティア登録は社会福祉協議会が担っており、受け皿になる可能性

府の考え方

犯罪のない安心・安全なまちづくりには、防犯に関心を持ち、地域の取組に参加していくことが必要なことから、府民を対象にした研修やアドバイスを関係機関と連携して行うこととしています。

意見の要旨

  • 市町村の取組に格差が生じないよう、地域防犯の活動を広域的に展開するためには、地域の推進組織の構築を府主導で行うことが必要。推進本部が基本的なスキームを構築し、地域事情を加味した形態を各広域振興局で検討すべき。
    地域における施策の実施は、広域振興局が経常的に担うため、人員体制を併せて検討する必要
    当初は警察署が担当する組織の連携を検討すべき
  • 地域で活動の最後の受け手がどこにせよ、仕事がしやすいように降りてくるのが良い。小学校区がいろいろな団体活動の最後の受け手になる可能性はある。

府の考え方

地域防犯の推進については、現在の活動団体等を十分活かしつつ、さらに多くの団体が参加していけるような仕組みが大切であると考えており、地域の実状を踏まえて、広域振興局が中心となり、市町村や警察署と十分連携を取りながら、推進組織の構築を進めていきたいと考えています。

(2)子どもの安全の確保

意見の要旨

  • 広く地域への参加など、親の姿勢が大切
  • 守るだけではなく、加害者を作らない取組について、もっとアクションプランに強調していけばどうか。
  • 防犯という意識が低い。守られる、守る双方の判断力を養う必要
  • 私立学校に通っている親はどうしても地域活動に無関心になりがちになるので、積極的に活動に参加するようお願いしている。

府の考え方

子どもの安全確保については、犯罪から身を守るだけではなく、犯罪を起こさせない環境をつくるためにも、家庭等の役割を踏まえた連携が大切であることを計画やアクションプランの趣旨としているところです。

意見の要旨

防犯を実施する団体にはNPOも含めるべき。

府の考え方

防犯関係団体には、NPOとして活動を進めているものもありますので、そうした団体も含めたいと考えています。

意見の要旨

私立学校は、地域と疎遠になりがちであるので、学校周辺の地域とのつながりを育むように努めているが、地元の老人クラブなどが登校時の声かけ運動を行っており、地域とのつながりの大切さを実感している。

府の考え方

私立学校の児童・生徒の自宅から学校までの通学路の安全確保を行うためには、学校周辺地域住民を含めた理解・協力が必要であり、住民、関係機関と連携しながら、進めていきたいと考えていきます。

意見の要旨

  • 幼稚園、保育所の子どもの安全確保も文言として入れるべき。
  • 保育所関係の安全も視野に入れるべき。

府の考え方

学校だけではなく、幼稚園、保育所の児童等も含めた子どもの安全確保について進めていきたいと考えています。

意見の要旨

  • 子どもの安全確保ばかりが強く出ており、高齢者の安心・安全についてももっと取り上げて欲しい。
  • 高齢者の安全について考慮し、計画に盛り込む必要

府の考え方

  • 子どもと同様に、高齢者、障害者等も犯罪の対象となる可能性が高いですが、子どもは自立していないため、特に子どもへの配慮が必要と考えています。
  • 高齢者等の安全確保については、見守り活動等地域の防犯力強化により、進めていきたいと考えており、プランにも記述しています。

意見の要旨

子どもの安全の確保について、防犯情報メール配信は大変有効であるが、アクションプランでこの事業以外にもっと踏み込んだ取組を示すことはできないか。

府の考え方

防犯意識を高めるため、防犯情報メールや「府民防犯の日」・旬間の啓発活動を進めてきたところですが、さらに、知事を本部長とする「犯罪のない安心・安全なまちづくり推進本部」を核とし、子どもを見守る活動など地域の防犯活動を積極的に支援できるような取組もプランに記述しています。

意見の要旨

地域住民との連携に重点を置いた取組は、子どもの安全を守る上で大切。地域全体で温かい見守りが育児不安を軽減すると思う。

府の考え方

地域の子どもを見守り、育てる地域づくりを進めていきたいと考えています。

意見の要旨

高齢者の子どもの見守りが生きがいにつながっているという意見があり、アクションプランに入れることができないか。

府の考え方

高齢者による見守りは、子どもの安全確保とともに、生きがいとなっているとの意見もお聞きしており、更にそうした取組が進むよう努めていきたいと考えています。

意見の要旨

  • 「こども110番のいえ」を実状に合わせて見直しをすべき。
  • 「こども110番のいえ」は増やすだけではなく、指定先の意識付けも必要

府の考え方

「こども110番のいえ」については、実状に合わせた見直しを行っているところですが、引き続き意識付けやネットワーク強化などを進めていきたいと考えています。

(3)防犯のための情報 共有等

意見の要旨

犯罪に対して子どもの方が目ざといため、模倣をしないよう、情報提供に配慮願いたい。

府の考え方

犯罪情報については、警察において、その情報の適切な提供について、今後とも十分配慮していくこととしています。

意見の要旨

  • 関わりたくない社会の風潮を府民運動で変えていく必要
  • 防犯に対する府民の関心、浸透を図る必要
  • 地域の安全には、住民を知り合う必要があるが、マンション住民等が隔絶している。

府の考え方

犯罪を他人事と考えず、「自分の安全は自分で守る」ために、必要な防犯情報をメール等により提供するとともに、「府民防犯の日」京都大会や地域における街頭啓発活動等により、意識の醸成・高揚を図っていきたいと考えています。

(5)交番・駐在所機能 の充実・強化による地域防犯力の向上

意見の要旨

設備や勤務員の充実を図るためには、警察予算の増額が必要

府の考え方

地域防犯力の強化と警察署の事案対応の能力向上のため、警察官の増員、装備資材等の充実について、国に要望するなど所要の措置を講じていきたいと考えています。

意見の要旨

犯罪から子どもを守るためには交番・派出所が少なく、新設等校区・地区に密接に連携が取れる配置が望まれる。

府の考え方

交番・駐在所については、地域の実状や効率面を踏まえて配置しているところですが、地域の行う安全活動等と連携・協働しやすいよう、必要な整備を進めていきたいと考えています。

(6)警察の防犯活動強化、地域や行政機関と連携した地域防犯力の向上

意見の要旨

祇園・木屋町の繁華街対策として、学校跡地にマンモス交番の設置をお願いしたい。ピンクチラシの浄化や地域パトロール等の活動を行っているが、地域の活動としても限界がある。

府の考え方

祇園・木屋町における総合的な治安対策の強化として、この10月7日に祇園・木屋町特別警察隊を設置し、地域団体の協力を得て、犯罪抑止と環境浄化の取組を進めているところです。引き続き、防犯拠点となる施設の検討を進めていきたいと考えています。

意見の要旨

犯罪と直接関係ないが、路上駐車は大変迷惑であり、府で何とかして欲しい。観光客もがっかりしていると思う。

府の考え方

警察では、違法駐車対策を強力に推進しているところですが、特に京都の代表的な繁華街である祇園・木屋町地域における取組を強化し、成果を上げています。

意見の要旨

暴力団から被害を受けている人を集めたシンポジウムを開催してもらいたい。暴力団から被害を受けた人に対して真摯に耳を傾ける警察官の養成をして欲しい。

府の考え方

警察では、あらゆる法令を適用した暴力団犯罪の取締りをはじめ、暴力団に関する各種相談についても24時間電話相談「暴力110番」のほか、府警本部、各警察署及び暴力追放運動推進センターによる府内全域での巡回相談等広く相談窓口を設け適切な処理に努めています。
このほか、毎年、暴力追放京都府民大会を開催するなど、府民ぐるみによる暴力団排除活動を推進しています。

3 犯罪被害者等への支援

意見の要旨

犯罪被害者支援の他に加害者側の支援も必要。被害者やその遺族の心情を考えると、加害者には厳罰という思いが先行しがちだが、必要なことは加害者が犯した罪の大きさを実感し、それを償い社会にもう一度復帰しようとする意志。特に年少であれば、その重要性は増す。そのために、例えば被害者等と加害者が対話できる場が必要。被害者が加害者に対し、憤り等の生の声をぶつけ、それを聞くことによって考えさせられることも多いと考える。

府の考え方

加害者更生のための被害者との対話については、さまざまな議論がなされていますが、刑事制度上の課題であることから、所管する国において検討されるものと考えています。

その他

意見の要旨

施策については、予算措置が必要。住民ボランティア等に頼ってきた活動について、計画的・継続的なものになれば諸経費が必要。安心・安全のためには相応の金がかかるというのは当然であり、長期的な視野で計画を進めていくのであれば、予算獲得にも配慮願う。

府の考え方

犯罪のない安心・安全なまちづくり条例の趣旨を府域に広めるため、地域活動を推進するための支援措置を講じていきたいと考えています。