ページの先頭です

本文へ | このサイトのメニューへ

文字の大きさ : 大きくする | 元に戻す  背景色を選ぶ : | | | ふりがなをつけるふりがなをはずす | ご利用案内

文字の大きさ、背景色を変更する機能は、スタイルシートが無効なため使用できません。

高病原性鳥インフルエンザに関する正しい知識の普及

府民の皆様の鳥インフルエンザや卵、鶏肉についての疑問解消をテーマに「知って得 とり・たまごの集い――京都府産たまご・鶏肉 しっかり食べてみんなニコニコ――」を開催しましたので、その概要について紹介します。

京都府農林水産部畜産課
075-414-4985


※当日の様子はこちらから動画でご覧になれます(動画開始後2分35秒くらいから始まります)

1 日  時

平成21年9月12日(土曜日)午後2時から4時まで

2 場  所

京都商工会議所 3階講堂(京都市中京区烏丸通夷川上ル)

3 参 加 者

府民約300名

4 テ ー マ

鳥インフルエンザや卵・鶏肉についての疑問を解消

5 概  要

(1)講 演「鳥インフルエンザってどういう病気」

鳥インフルエンザウイルスって何だろう
 ――流行の始まった新型インフルエンザ対策のために


講師 京都産業大学 鳥インフルエンザ研究センター
             センター長 大槻 公一 教授

【講演要旨】

大槻教授の講演風景

(1)インフルエンザウイルスについて

  • インフルエンザウイルスの表面にはスパイクという棘状のものが2種類(HAとNA)あります。HAはどういう動物(人、鶏、豚など)に感染するか、どの程度強い病気を起こすのか(病原性)に関係し、NAは、動物体内でのウイルスの増殖に関係しています。


(2)鳥インフルエンザウイルスについて

  • インフルエンザウイルスの祖先は全て鳥インフルエンザウイルスです。水鳥、主としてカモの仲間が数百万年にわたって鳥インフルエンザウイルスに感染してきた動物であると考えられています。
  • カモからたまたま鶏にウイルスが感染し、鶏から鶏へ感染を続けていく間に、鶏をバタバタと殺すような強毒のウイルスに変わっていくものが出現します。これが問題になっている高病原性鳥インフルエンザのH5N1というウイルスです。
  • 人の呼吸器は鳥インフルエンザウイルスが付着できる構造になっていません。そのため、鳥インフルエンザウイルスはそう簡単には人に感染しませんが、東南アジアや中国などでは、ごくまれに、高病原性鳥インフルエンザH5N1ウイルスの人への感染が起きています。日本では、鶏での高病原性鳥インフルエンザがまれに発生していますが、感染者は出ていません。


(3)新型インフルエンザについて

  • これまで新型インフルエンザウイルスが出現するときには、必ず鳥インフルエンザウイルスが重要な役割を果たしており、世界ではH5N1ウイルスが新型インフルエンザウイルスになるのではないかと考えられています。それはそれで間違いではありませんが、今そういうことは起きていません。
  • 今回の新型インフルエンザウイルスの遺伝子は豚インフルエンザウイルスの遺伝子が主体ですが、ヒトの香港型インフルエンザウイルス、鳥インフルエンザウイルスも入った複数の遺伝子で構成されています。
  • 本来、豚インフルエンザウイルスは豚にとっては大した病気ではなく、人に感染したとしても大した症状は起こしません。今回の新型インフルエンザウイルスは、人に対する病原性と、人から人への感染力が非常に強く、従来の豚インフルエンザウイルスにはない新しい性質を持っています。
  • 今回の新型インフルエンザウイルスを軽視することはできません。この先、次第に寒くなり、人はインフルエンザに感染しやすい体のコンディションになるため、寒くならない今の内にしっかり衛生対策を講じておくことが重要です。

 
【質疑・応答】

Q1:現在、新型インフルエンザの発生は先進国に多く、発展途上国にあまり発生していないようですが、なぜでしょうか?

A1:おそらく、最初に出現したのがアメリカということが原因と考えられます。アメリカは他の先進国との人や物の行き来が非常に激しいため、ウイルスが先進国へ拡がりましたが、逆に開発途上国では人の動きが比較的小さいため、感染の拡がりが遅かったと考えられます。

Q2:ベトナムなどでは、人から人へ鳥インフルエンザが感染しているのですか?

A2:鳥インフルエンザが、人から人へ次々と感染が拡がっているような事例は、現時点ではありません。



(2)「安心・安全なたまご、鶏肉を届けるため がんばっています」

株式会社 共立 専務取締役 堀江 均 氏

  • 出荷されてから食鳥処理場で検査を受け製品になるまでの工程をビデオで紹介。

有限会社中丹ファーム 場長 徳尾 竜一 氏

  • 鶏舎で卵が産まれてからGPセンター(グレーディング・アンド・パッキングセンター:鶏卵の格付《選別》包装施設)でパックされるまでの工程をビデオで紹介。

 説明に聞き入る参加者

(3)「たまご、鶏肉クイズ」(〇×で回答)

全問正解された方には、すてきな景品がプレゼントされました。

○×札で回答

【問題例】

Q.たまごのパックに書かれている「賞味期限」の意味は、「賞味期限を過ぎたら食べないでください。」という意味?

答・・・×
たまごの「賞味期限」は安心して「生食」できる期限を表示したものです。「賞味期限」を過ぎたら、加熱調理をして食べてください。

 

(4)「たまご(ピンポン玉)つかみゲーム」

当たりのたまごをつかんだお子さまには、おいしいケーキがプレゼントされました。



参加者の声

  • 楽しみながら勉強できてよかった。ビデオを見て、そのすごさにびっくりした。
  • たまごを消毒しているとは思っていなかった。大変感銘を受け、生産者の努力に感謝し、安心していただこうと思います。
  • 鳥インフルエンザが発生したときも不安なく食することができます。ありがとうございました。
  • 知って得しました。
  •  このような催しを今後も開いていただき、食に関する疑問を解決して下さい。


アンケート結果(回答数208)

  • 「集い」に参加された府民の皆様の内、102名の方が国内で鳥インフルエンザが発生した場合、「たまご」や「鶏肉」を食べるのを控えようと考えておられましたが、「集い」に参加された後は、102名のうち74名(72.5%)の方が鳥インフルエンザが発生しても「たまご」や「鶏肉」を食べても大丈夫であることを理解していただきました。
  •  198名(95%)の方から、「鳥インフルエンザ」や「たまご、鶏肉」についての日頃の疑問が、「集い」に参加して「解決できた」「ほぼできた」と回答を頂きました。