ここから本文です。

27年度茶業研究所月報

このページは、本年度の茶業研究所の主な活動を月ごとにまとめています。

3月

平成28年産「一番茶」萌芽宣言、平年より6日早い3月30日に

 本年は、年明けから気温が平年並みに経過し、その後3月第2半旬が高温で推移したことから、新芽の始動が早まりました。このため、前年より4日早く、平年より6日早い3月30日に当所から本年の「一番茶」萌芽宣言※を行いました。
 この萌芽宣言は、府内の茶農家が一番茶に向けた作業準備の目安になっており、萌芽宣言と併せて霜害対策等の注意喚起の広報を行いました。

  ※萌芽宣言:当所作況園における萌芽日(全体の70%の新芽が包葉の約2倍の長さに達した時期)を公表

 

                                   

                                                                      報道機関への説明

 

188人目の茶業技術研修生が巣立ちました!

 当所は茶業技術研修生を受け入れ、宇治茶を支える茶業後継者を育成しています。
 平成27年度は和束町の藤岡愼也(ふじおか しんや)さんが一年間研修に励み、自らの経営改善を課題に取り組んできたプロジェクト研究「我が家のてん茶の品質評価と改善策の検討」として、現在の直がけ被覆から棚被覆へ転換し所得向上を図っていくことを発表しました。修了証授与の後、大正14年から続く188人目の研修を修了し、3月14日に当所を巣立っていきました。

 

                                           

                                             来賓と職員が修了を祝福           

 

宇治茶の生産力向上プロジェクト・ICTワークショップを実施

 当所が参画している宇治茶ブランド拡大協議会(会員:京都府茶協同組合、NPO法人等)では、宇治茶の品質を安定・向上させ、次世代へその伝統や技術を継承していくため、ICT技術の活用についてワークショップを3月16日に行いました
 参加した茶生産者の担い手36名の間で、被覆や施肥など栽培管理への活用法について活発な議論を行った結果、ICT技術への活用の関心の高さがうかがえました。当所では、茶園データの収集と活用によるICT技術を用いた栽培管理体系の確立を進めています。

 

                         

                           活発に議論する茶生産者の担い手

 

2月

平成27年度茶業研究所研究報告会を開催

 当所では、2月12日に「平成27年度茶業研究所研究報告会」を宇治市の宇治茶会館で開催し、茶業関係者や生産農家など270名もの参加がありました。
 当所職員が「宇治茶を支える品種とその育成」「樹冠下施肥で施肥量削減」「関西茶品評会 上位入賞茶の特徴」の3課題について報告し、特に品種育成の報告課題に参加者の関心が集まりました。
 参加者からは「報告会を頻繁に開催してほしい」との要望が出るなど、当所の取組に対する期待が窺えました。

 

                          

当所職員による研究成果報告

 

宇治茶アカデミー修了式

 当所では、宇治茶の伝統や素晴らしさの発信力、若手後継者の経営力向上を目的とした宇治茶アカデミーを開校し、2月3日に今年度の締めくくりとして第6回講座(修了式)を開催しました。
 福寿園の福井会長による講演後、修了式では、受講生が今後の取組として、輸出や宇治茶カフェ認証を目指したいことなどを発表し、宇治茶アカデミー総括アドバイザーから今後の宇治茶を支える人材として、受講生への期待が述べられました(修了生26名)。
 宇治茶アカデミーを受講した生産者や茶販売業者は、お互いの思いを知ることができ、今後の経営に宇治茶アカデミーの人脈を活かしていきたいと決意を新たにしました。

              

               福井氏の講演「宇治茶への提言(125名参加)」(左)と修了証書の授与

 

お茶の輸出促進に関する成果報告会を実施

 近年、海外での緑茶の消費が伸びており、宇治茶を輸出し、生産振興をさらに図るためには、輸出相手国ごとの残留農薬基準に対応した防除体系を新たに確立し、産地へ導入することが必要です。
 そこで、2月15日に当所と農研機構 野菜茶業研究所が取り組んだ輸出に向けた茶種別農薬使用法などの研究成果報告会をしました。
 参加者76名のうち、茶商工業者は28名、生産者は25名で、活発な質問があり、輸出への関心の高さが窺えました。当所では、今後も多様な輸出相手国を対象に防除体系の確立を進めていきます。

                         

                                                           参加者からの質問に応える講演者

 

1月

府育成品種「展茗(てんみょう)」の品質特性を調査

 当所が育成したてん茶用品種「展茗」の普及拡大を目指し、品質特性を調査しています。今回は、味認識装置※を用いて、てん茶品質で重要な滋味を代表的な品種と比較しました。
 今回の分析結果では、「展茗」は、直掛け被覆では「やぶきた」に比べうま味が強く、棚被覆では「さみどり」に比べ苦味、渋味が少ない傾向が認められました。
 今後も、覆い香味の特徴など品質特性を明らかにする調査を行い、その特性を生産者および茶商業者へ情報提供することで、強いうま味を持つブレンド茶など「展茗」の活用方法を検討します。


   ※味認識装置:苦味、渋味、うま味等の味覚センサーを用いて、食品の相対的な味を 数値化できる装置

                              

                                味認識装置による分析                                 味認識装置による分析結果
                                                                                               円内の数値はうま味の強さを示す

 

緑茶審査技術習得に向けて

 1月26日、JA全農京都茶市場(城陽市)において、茶の生産技術指導に携わるJA営農指導員及び普及指導員の審査技術の習得を図るため「第31回緑茶審査技術研修会」が開催されました。当所職員が講師を務め、荒茶の審査方法や試料茶の外観・内質の特徴を説明しました。
 参加者は、生産現場における栽培、製造上の改善点を見出すことを想定しながら試料茶の審査に取り組んでいました。特に香気と滋味審査では、これまでの審査経験の多少が判断能力の差に表れており、機会を増やすことが審査能力の向上につながります。

        

        試料茶の外観審査(左)と内質(水色)審査(右)           審査技術や試料茶の特徴を解説

 

12月

宇治茶の機能性に関するパネル展示

 12月11日、12日の2日間、京都テルサにおいて第23回日本産業ストレス学会が開催され、宇治茶世界遺産登録推進プラットフォーム主催の「宇治茶マルシェおもてなし」コーナーで、宇治茶の機能性を紹介するためパネル5枚を展示し説明しました。
 緑茶成分カテキンの機能性に加えて、宇治茶を代表する玉露・抹茶に多く含まれるテアニンや24~26年度に取り組んだ「抹茶の香り成分が人体に及ぼすリラックス効果」について紹介し、宇治茶の魅力アピールの一翼を担いました。

      

宇治茶接待との併設でパネルを展示

11月

輸出向け宇治茶生産のための防除体系の確立

 近年、海外に宇治茶を輸出する気運が高まっており、輸出にあたっては、輸出相手国の残留農薬基準に適合する必要があります。
 そこで、当所ではEUを対象として残留基準値がある農薬のみを利用した防除体系で現地実証試験を行い、病害虫の発生状況を調べました。その結果、京田辺市内における実施3ほ場すべてにおいて、病害虫の発生は茶の生育に影響が無い程度に抑制することができました。
 来年には一番茶で残留農薬分析を行い、輸出向け防除体系を確立するとともに現地の取組を支援します。  

 

実証ほ場で病害虫の発生状況を調査

 

10月

若手後継者を対象に宇治茶アカデミーを開講

 当所では、若手後継者を対象に宇治茶の伝統や素晴らしさの発信力、経営力向上を目的とした宇治茶アカデミーを10月27日に開講しました。
本年度は、生産から流通販売まで幅広い内容の講座を企画したところ、昨年の2倍近い36名の後継者(生産関係22名、流通販売14名)から応募がありました。
 第1回目となる今回の講座では、大手飲料メーカー研究会社会長が缶コーヒーや緑茶飲料開発の際に進めた顧客創出戦略を、またティーバッグ素材メーカー経営者がティーバック加工のノウハウや知的財産対策等について講演されました。
 今後、輸出対策や規格認証など全6回の講座を予定しており、受講生からは、第一線で活躍している講師に色々と学びたいとの声が聞かれました。

大手飲料メーカーの顧客創出戦略について講演

 

現地工場でてん茶機内の加熱条件を調査

 てん茶の色合いや香味の改善には、てん茶機内における加熱条件(機内放射*や乾燥時間)の適正な管理が必要です。当所では、これまでに適正な機内放射を明らかにして、現在は加熱時間等を適正に設定する技術の確立に取り組んでいます。
 そこで、生産現場で稼働中のてん茶機について、センサーで測定した加熱条件と茶葉の乾燥程度との関係を調査したところ、所内てん茶機での測定結果と同様であり、本技術の現地適用性を確認しました。
  今後、調査データをさらに解析し、機内加熱条件の適正な設定を支援する技術を確立し、品質向上や製茶労力の軽減に寄与します。

 ※放射:熱が空間を伝わること、遠赤外線が代表的

                                       

てん茶機点検窓から下段コンベヤ上に温度センサーを設置し、データを取得

 

9月

ひまし油かすの覆下茶園における施肥技術を検討しています

  茶園の肥料に使用されている菜種油かすは、近年、家畜の飼料としての需要が増えており、価格が高騰しています。
 そのため、茶業研究所では、価格が安定しているひまし油かす※について、覆い下茶園における施肥技術を検討しており、来年の一番茶に向けて9月から秋肥施用を開始しました。ひまし油かすの肥効は菜種油かすと比べて早いことから、菜種油かすと同等の肥効となるよう施肥時期を決めるため、茶の品質と関わりの深い土壌中の窒素含量を測定しています。
 今後、土壌中の無機態窒素含量等を継続調査して、ひまし油かすの効率的な施用技術の確立を目指します。

     

   ※ひまし油かす:トウゴマ種子の絞りかす。茶に必要な窒素を菜種油かすと同程度含む

 

                                

                                   土壌分析の様子                            ひまし油かす施用直後の茶園うね間

 

8月

 国育成系統のてん茶適性を評価しています

 煎茶の色沢(製茶後の茶葉の色)が優れる品種候補「枕崎32号」の様々な適性調査について、野菜茶業研究所(国の研究機関)や主要茶産地の研究所と共同で取り組んでおり、当所はてん茶適性の把握を担当しています。
 てん茶の品質は、色沢とから色※が均一であることが特に重要です。品種間で比較したところ、「枕崎32号」は京都府のてん茶主要品種である「さみどり」に比べて、色沢、から色がやや不均一でした。
 今後は、アミノ酸などの成分分析による評価を行い、てん茶としての適性を判定します。
   

   ※から色 てん茶に注湯した時の色。抹茶の色と関係が深いとされている。

 

                                         

                                    てん茶の測色                                                          から色の比較
                                                                                                     赤丸部分の緑色が淡く色が不均一

 

高校生の科学学習を支援
~「お茶を科学する!」をテーマに宇治茶の魅力を伝えました~

 西舞鶴高校サイエンスキャンプが8 月3 日に行われました。これは、理数探究科1 年生を対象に将来研究者になる夢や希望を引き出し、自学自習の習慣を確立することを目的にしたもので、近畿の大学・企業・研究所が協力しており、4 年前から当所も協力しています。
 今年は8 名の生徒に対し、当所職員が宇治茶の栽培・製造について解説しました。さらに「お茶を科学する!」をテーマに、お茶のおいしい淹れ方の実習を通して茶の化学成分と機能性について説明し、宇治茶の魅力を伝えました。
 お茶を淹れる時の湯温の違いで、香りや味を通じてテアニンやカテキン等の化学成分の濃度が異なることを実感でき、自分好みのおいしい淹れ方を検討してみたいと、好評でした。

 

                                         

                              被覆とその効果を体験                                  お茶の淹れ方を科学的に探求

  

7月

第33回京都府茶品評会審査会の運営支援

 府内産茶の品質向上を目指して、京都府茶品評会審査会(主催:京都府茶生産協議会)が、7月7日から8日まで宇治茶会館で開催されました。
 当所は事前準備も含め、関係機関とともに支援・協力を行い、当日の審査、審査補助には、審査長の所長をはじめ、職員と研修生を2日間でのべ20名派遣しました。
 4月の新芽生育期の高温により芽の伸長が早く、摘採適期が短い状況下であったにもかかわらず、品質の高いものが多く揃っており、出品者の高い技術と努力が窺えました。これらは8月に開催される全国茶品評会や関西茶品評会にも出品され、上位入賞が期待されるものでした。
 今後、審査結果に基づき、茶種に応じた摘採や被覆など生産支援に努めます。

                                                        

てん茶の水色審査:色調が明るく、濃度感のあるものが評価される

 

「てん茶抽出液」を食品利用するための製造技術開発

 高級宇治茶を代表する抹茶の原料となるてん茶は濃厚な香りと深い味わいがあり、テアニンをはじめとした機能性成分を豊富に含むなど、優れた特性があります。そこで茶業研究所では、てん茶の風味や機能性を生かして消費拡大を図るため、お菓子などの食品に幅広く利用できる「てん茶抽出液」を開発しています。
 今回、利便性を向上させるため、凍結や減圧下での濃縮を行い、成分濃度を3~5倍に高めることに成功しました。今後、色合いや香味が優れる条件を確立します。

               

               風味豊かなてん茶抽出液       元の抽出液の数倍の濃さに濃縮

 

直がけてん茶の樹体診断に取り組んでいます

 府内茶産地では、直がけてん茶の生産拡大に伴って一番茶と二番茶を連続して被覆することによる翌年一番茶の収量低下など、茶の樹勢低下が顕在化しています。そこで、茶業研究所では、樹勢を低下させないてん茶生産方法を確立するため、光合成により生産される栄養分である茶樹のデンプン濃度から樹勢を診断する技術について検討しています。
 その結果、一番茶、二番茶で連続して被覆すると二番茶摘採直後のデンプン濃度が低下し、無被覆に比べて呈色反応が薄くなることがわかりました。今後、診断に適した時期や一番茶収量が低下しないデンプン濃度を明らかにします。

         

            デンプン抽出用の枝を採取          被覆             無被覆

                                    デンプンの呈色反応による濃度の検出

6月

てん茶用品種「展茗(てんみょう)」の色沢向上に取り組んでいます

 茶業研究所は、京都府育成品種「展茗」に適した栽培・製造技術を明らかにする試験を行っています。
 てん茶において、荒茶の色沢(色あい)は、品質評価で重要な項目です。色沢の指標として、一番茶新芽のクロロフィル(葉緑素)含量を経時的に調査しました。その結果、遮光率98%の被覆期間が長ければ葉面積当たりのクロロフィル含量が少なくなり、色沢が鮮やかになる可能性が高いことが明らかになりました。
 今後は、官能検査を行い、色沢を評価します。


 ※「展茗」:京都府が平成18年度に品種登録したてん茶用品種。樹勢が強く株張りが良い、
        新芽が直立性で機械摘みしやすい、覆い香味に優れるなどの特性がある。
        京都府内栽培面積5.9ha(平成25年京都府茶業統計)

 

                            

                      摘採直前の一番茶新芽(棚被覆)                       クロロフィル抽出を行っている様子

 

5月

一番茶の生育・実収調査

 一番茶の生育データは、防霜対策や被覆準備、摘採開始時期などの栽培管理指標となるため、作況園において全国的に最も普及している品種‘やぶきた’の新芽の長さや葉数を経時的に調査し、5日毎に生産者・茶業関係者に公表しています。今年度は、萌芽日が4月3日で平年より2日早かったことに加え、その後、気温が高く推移したため、摘採日が4月30日(平年比-7日)とかなり早まりました。
 また、得られた生育調査結果と気象データや管理履歴との関連を検証し、生育や摘採期を予測するために活用します。

 

面積当たりの収量を算出するため樹高・株張りを測定している(5月5日)

 

てん茶製造における放射伝熱調査

 てん茶機は、熱風と放射伝熱で茶葉を加熱し乾燥します。てん茶特有の鮮やかな色合いや馥郁 (ふくいく)たる香味は、放射伝熱により生み出されます。
 近年、てん茶需要の拡大に伴う新たな工場が増加するなか、加熱程度の調整に苦慮される事例が見受けられます。
 そこで、放射伝熱による加熱を適正に制御するため、放射伝熱の強さや加熱時間とコンベヤ出口の茶葉の状態と乾燥程度との関係を調査しました。
 今後、色合いや香味の品質が向上し、乾燥程度も適度となる放射伝熱の設定法を求めます。


 ※放射伝熱:太陽光のように熱が伝わる加熱方法。てん茶では一般的な乾燥法(熱風乾燥)とは異なり放射伝熱が好ましい色合いや香りをもたらします。

てん茶製造工程中に乾燥程度を判定するため、
水分測定用試料を採取(下段コンベヤ出口)

ICTを使った茶園管理に向けて

 茶業研究所では、ICT(情報通信技術)により収集した気象データを茶樹の生育予測に活用するなど、効率的な茶園管理法の確立を目指しています。
 本年3月に引き続き、茶園におけるWi-SUN※通信システム構築のため、京都大学情報学研究科と所内茶園で機器の通信状況を調べたところ、被覆資材や支柱による通信障害はありませんでした。
 本結果を踏まえ、今後、京都大学でICTサーバーシステムの開発を実施するとともに、当所では、気象データと茶生育等の関係を解析し、秋整枝適期予測法などに活用します。

 ※Wi-SUN:NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)が開発した世界標準無線通信規格。省電力で雑音に強いため、乾電池で長期間、長距離通信が可能

 

覆い下茶園でICT機器の通信性能を調査(5月15日)

4月

チャエダシャクから一番茶を守れ!

 お茶の葉を食べるチャエダシャク(ガの一種)の幼虫は、一番茶が萌芽する直前に発生して新芽を食害し、お茶を摘む頃には茶園から摘む新芽がなくなってしまうこともあります。チャエダシャクは古くから重要害虫として知られているにもかかわらず、発生地域が限定的であるために登録農薬がほとんどなく、防除に苦労してきました。
 当所では、チャエダシャクに有効な農薬を5~6薬剤を選定するとともに農薬メーカーに農薬の早期登録を働きかけ、的確な防除による生産者の経営安定に役立てます。

         

            若齢幼虫を使った農薬効果試験                                    茶葉を食べるチャエダシャク幼虫

平成27年産「一番茶」萌芽宣言

 本年、年明けから2月までの気温は平年並みに経過しましたが、3月に入ってからは寒暖の差が激しく、3月中下旬に高温が続いたため、新芽の始動が早まりました。このため、平年より2日、昨年より4日早く、4月3日に当所から本年の「一番茶」萌芽宣言を行いました。
この萌芽宣言は、府内の茶農家が一番茶に向けた作業準備の目安になっており、萌芽宣言と併せて霜害対策等の注意喚起の広報を行いました。

 ※萌芽宣言:当所作況園における萌芽日(全体の70%の新芽が包葉の約2倍の長さに達した時期)を公表

 

 

報道機関への説明

 平成27年度茶業技術研修生 入所式

 4月10日に平成27年度茶業技術研修生の入所式を開催しました。本年度は和束町から藤岡愼也(ふじおか しんや)さんが入所しました。和束町長をはじめとした来賓からお祝いの言葉と激励をもらい、本人から力強い宣誓がされました。
 1年間の研修期間に、実習や講義を通して将来を担う茶業経営者としての技能習得はもちろん、プロジェクト研究「我が家の荒茶品質と改善点等の検討」をテーマに、製茶や栽培管理の向上に取り組んでいくこととします。

入所式で宣誓を行う藤岡研修生

 

過去の月報はこちら

 

 

お問い合わせ

農林水産部京都府農林水産技術センター 茶業研究所

宇治市白川中ノ薗1

ファックス:0774-22-5877

ngc-chaken@pref.kyoto.lg.jp