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インターネット知事室 -知事初登庁式あいさつ

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 知事初登庁式あいさつ

平成26年4月16日

 本日は私の登庁式に際しまして、大勢の皆様にお集まりいただきまして、改めてお礼を申し上げたいと思います。
 また、議会からも多賀議長さんをはじめ、市町村長さん、各種団体の皆様にもお立ち会いをいただき、改めてお礼を申し上げたいと思います。

 まず最初に、これまでの私の12年間の府政におきまして、職員の皆様には本当に献身的に支えていただきましたことに対しまして、改めてお礼を申し上げたいと思います。4期目の今日を迎えることが出来ましたのも、今までの3期12年の間、皆様方のあたたかいお力添え、御協力があってこそでありまして、本当に多くの災害があり、多くの問題がある中で必死に府民のために職員の皆様が努力をしていただいたことに対しまして心からお礼を申し上げたいと思います。

 京都府行政は、まさに緊張の連続だと思います。今も熊本で鳥インフルエンザが発生いたしましたけれども、この12年間におきましてもSARSですとか、鳥インフルエンザですとか、また、台風23号、天井川の決壊、昨年の台風18号など、本当に気の休まる間はなかったのではないかと思います。そして日々の仕事の中におきましても、府民生活を守るために様々な多くの事件や課題に対しまして頑張っていただいていることにお礼を申し上げたいと思っております。

 そして、今、私達には多くの課題があります。もちろん、昨年の台風18号を受けて、皆様方が必死に河川の整備や土砂崩れなどの危険な現場において、その安全確保のために全力を尽くしていただいておりますけれども、そのような災害、さらには、北から南まで地域によって様々ではありますけれども、本当に少子高齢化、過疎化が進んでいる地域もありますし、また、産業の不況の中で前途に対して大変苦しい思いをされている企業の皆様もありますし、そして、なかなかまだ先の見通しが立たない地域もありますし、少子高齢化の中でだんだん子どもが減っていく、京都自身も人口が減っていく時代に入ってきて、これからどうやって京都のこうした高齢化や少子化の課題に対抗していくのかなど、こういう問題の一つ一つに我々はこれから向き合っていかなければならない現実があります。まさに、多くの課題、山積みの課題の中で、また4期目の今日の日を迎えていると思います。

 しかしながら、一方では、私達には希望があると思います。北から南までまわりましたけれども、改めて京都の持つ豊かさ、京都の持つ素晴らしい伝統や文化の蓄積、そしてそこにある人の力に触れることができ、その幸せを実感いたしました。

 今、林田知事さんから荒巻知事さん、そして私へと長い時間をかけて受け継がれてきた府政の中で作り上げてきた基盤整備もようやく先が見えてまいりました。来年には京都縦貫自動車道もいよいよ全線開通いたしますし、そしてJR奈良線の複線化も進んでくる、新名神もいよいよ着工してくる、また北に行けば京都舞鶴港に多くのコンテナ船やクルーズ船が来港している、そして南に行けば学研都市には新たな企業が建設の槌音を立てている、北から南まで私達は未来へ向かって多くの希望が芽生えているということを実感しております。

 そして、私がやらなければならないのは、こうした課題をしっかりと見つめ、希望を胸に京都の未来に向かって夢を実現していかなければならないということだと思っております。私にもたくさんの夢があります。今回も公約に掲げさせていただきましたけれども、府民の皆さんがしっかりと安心して暮らすことができる社会を作り、その中でお互いに支え合って暮らす心豊かな京都を実現していきたい。未来に向かってみんなが希望を持って、絆を大切にして一人一人を見つめながら暮らしていく安心な社会を作っていきたいと思っております。

 そして、ようやく出来上がりつつある基盤、この上に京都の持つ魅力、ものづくりの魅力、文化の魅力、そして自然の恵みの魅力、こうしたものが多くの人を惹きつけ、また、多くの人に安らぎを与え、多くの人達が心を癒してまた京都に来ていただく、そして京都から次の目的地へと向かっていただく、それによってまた京都も元気になっていくという、まるで永久機関のように京都において人々の交流が北から南までしっかりと行われる、物流、人流、その盛んな交流の中で日本を元気にし、世界へ向けて発信していく、そしてそれによってまた京都も元気になる、こうした役割を京都は負うことができると私は思っております。

 まさに文化の都であり、環境の都であり、そして人と人との交流の都、これからの京都が日本におけるかけがえのない存在として多くの人々に夢と希望を与える、そしてそれがまた京都の夢と希望となって返ってくる、こういう夢を持って、私はこれからの4年間において皆様とともに歩みを進めて行きたいと思っております。

 課題は本当に多く、一つ一つの問題を突き詰めていくと、ある面ではなかなか解決しない中で、絶望的な気分になるかもしれませんけれども、夢と希望を持っている限り、我々京都府はさらに前進を続けることができると思っております。
 一期目にこの場で述べさせていただきました「挑戦しなければ前進はない」。全ては完璧にできないかもしれませんけれども、皆さんと共に一歩一歩、着実に前へ進んでいきたいと思っております。そしてそれが、私達にとりまして最高の幸福であり、そして、それがおそらく府民の皆様にとっての京都府の大きな役割ではないかと思います。

 この選挙戦を通じましても、本当に多くの皆様にいろいろな面で支えていただきました。府議会の皆様、市町村長の皆様、そして市町村議会の議員の皆様、また、経済界の皆様、労働界の皆様、各種団体の皆様、このオール京都の力を持って4期目に臨むことが出来ることを私は本当に幸せな知事だなと思っております。そして、単に幸せな知事で終わらせることなく、皆さんと共に大きな夢と希望を実現するための京都府政をしっかりと作り上げていきたいと思っております。

そのためにも職員の皆様は日々大変な御苦労をされていると思いますけれども、是非とも健康には留意をしていただきたいと思います。多くの難関、課題に対して立ち向かっていく中で疲れることもあると思いますし、また、絶望を感じることもあると思います。完璧なことを実現することは難しい、でも支え合って一歩づつ進んでいくという中で、お互いを見守りながら、健康を守りながら、家族を守りながら、共に進んでまいりましょう。

 また4年間皆さんと仕事ができることを心から感謝申し上げて、私の登庁に当たってのあいさつとさせていただきます。
 よろしくお願い申し上げます。 

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