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府民のみなさんへ

 

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 明日の京都づくりは「人づくり」から 

    京都府知事 山田 啓二 

                          


 府民の皆様、明けましておめでとうございます。
昨年は、厳しい経済環境と急速な雇用情勢の悪化が続き、年が明けた今も府内の雇用・経済情勢は依然として大変厳しい状況にあります。
 このように冷え込んでいる府内の雇用・経済や生活を少しでも回復に導きたいとの思いで、京都府では平成二十一年度予算を「京都温め予算」と位置付け、当初予算から補正予算を通じ、積極的に生活弱者対策や雇用経済対策に取り組んでまいりました。今年もまず、府民の皆様の「雇用」と「生活」を支えるため、京都を温める対策に全力で取り組んでまいる決意であります。
 このような対策を進めるに当たり、私は、これらが単なる一過性の対策に陥らないよう、「京都未来を担う人づくり推進事業」や「地域公共人材養成事業」を新たに立ち上げるなど、未来を見据えた「人づくり」対策を積極的に講じてまいりました。
 「人」こそ京都の最大の財産であります。昨年開催いたしました「京都 知恵と力の博覧会」では、八百を超える事業の参加をいただき、多くの方々に京都の底力を見ていただくことができました。こうした京都の「人」が持つ知恵と力を未来に向けてさらに高め、世界に発信していくためにも、「人づくり」が基本になると考えます。
 最近、「地域主権」という言葉をよく耳にしますが、地域主権を実現するのも「人」であり、住民自治であります。私は、三年前に「地域力再生プロジェクト」を開始しましたが、この地域力もまさに住民の力であります。今、地域の皆様が地域のために自ら行動を起こし、それを京都府が支え、さらに他の地域の活動と交流・連携することで新たな活動の輪が確実に広がっています。
 昨年はさらに、府民の皆様から身近な安心安全のための改善箇所を提案いただく「府民公募型安心・安全整備事業」を全国で初めて実施し、二千件を超える応募をいただきました。地域の安心安全を自らの目で見直していただき、ご提案いただきましたことに感謝申し上げますとともに、これらの取り組みを通じて、地域が自ら動き、支え合ういわば「共立」の芽が生まれていることを感じています。
 京都が世界に誇る「日本文化」や「環境との共生」を礎に、私は、府民の皆様の生活を支え、「知恵と力」を共に高め合う府政によって、明日の京都を創っていくことができるものと信じております。今年も、府民の皆様の府政への積極的な参加を心からお願い申し上げます。
 結びに当たり、この一年の皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。