和牛放牧による「地域力」再生めざして
放牧による「地域力再生」めざして
碇高原牧場
近年、農山村地域では、過疎化・高齢化や担い手不足による耕作放棄地の増加、イノシシやシカなどの獣害の深刻化による営農意欲の減退や「地域力」の低下が問題になっています。この対策のひとつとして、和牛放牧が今、注目をあびています。
休耕田の法面も、牛の「舌草刈り」でこんなにきれいに(綾部市鍛治屋地区)
放牧には、耕作放棄地の管理、獣害被害の低減、農村景観の保全、地域でのイベントや子どもの情操教育などの多面的効果があります。
放牧牛の写生をする地元小学校の子どもたち(京丹後市久美浜町)
京都府では、畜産センター碇高原牧場の牛を貸し出す「レンタカウ制度」を活用した取組をはじめ、畜産農家や市町村、地域集落やNPOとも手を携えて、放牧による「地域力」再生を進めていきたいと考えています。
地域力再生へ(宮津市上世屋)
耕作放棄地が増え、イノシシの被害に悩む現状を何とかしたいと、集落唯一の畜産農家Oさんが放牧を開始。準備作業にはOさん夫妻のほか、関係機関や地元NPO、企業ボランティアなど多彩なメンバーが汗を流しました。
みんなの力を合わせて整備した放牧場へ、8月下旬、いよいよ、放牧開始!こうした取組を通じて、集落には連帯と活気が生まれ、「地域力」が再生しつつあります。
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18年間耕作放棄されていた棚田が、わずか1週間でこんなにきれいに! |
地域力再生へ(綾部市奥上林)
高齢化、過疎化、耕作放棄地や獣害に悩む奥上林地域では、放牧の取組にむけて、懇談会や視察検討を重ねて来ました。
機が熟した10月上旬、集落で水田放牧を取組んでおられるSさん夫妻と地元のみなさん、関係機関総出で避難舎や水飲み場、牧柵設置の作業に汗を流しました。
Sさん所有の妊娠牛2頭を放牧場へ。さながら「嫁入り行列」の様。
やさしい笑顔に見守られて、さあ、放牧開始です!
