中丹広域振興局
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福知山駅連続立体交差事業は、市街地を分断している鉄道を立体交差化することで、安全で円滑な道路交通を確保し、市街地を一体化して快適で魅力的なまちづくりを行うことを目的としています。
この事業では、JR山陰本線、福知山線、電車基地通路線の約4.9kmと、北近畿タンゴ鉄道(KTR)宮福線の約1.2km、合計4路線6.1kmを連続立体交差化し、9箇所の踏切を除却する計画としています。また、周辺区域では福知山市が主体となって実施している土地区画整理事業と連携しながら地域の活性化を図っています。
連続立体交差事業は、平成4年度に事業採択され、平成6年に都市計画決定、平成8年に事業認可を受け、平成9年からJR線の高架化工事に着手し、用地買収や工事などで周辺住民の皆様の御協力をいただきながら事業を進めました。
この結果、平成17年11月にはJR線の立体交差化工事が完成し、鉄道は高架橋の上を通るようになりました。これによって、福知山駅から東側の踏切6箇所がなくなり、西側3箇所の踏切についても、道路が遮断される回数や時間が減り、渋滞が減少するなどの効果が現れています。
新駅舎にはエレベータやエスカレータを設置したり、歩行者が南北に通行できるコンコースが設置され利便性が向上しています。また福知山市が実施している土地区画整理事業などでは、南口広場や高架下の土地を利用した駐輪場が整備されたほか、JR線開業1周年にあわせて線路の下を横断する新しい道路も整備されるなど、都市基盤の整備が進められています。
KTR宮福線については、平成19年2月に仮線路への切替えを行い、本格的な高架化工事を進め、平成21年2月28日に開業いたしました。
あわせて、福知山市が駅北口広場の改築を行っており、3月2日に新しい駅前広場へ切替えしました。
今後、高架化で不要となったKTR線の線路を撤去し、踏切部分では道路や歩道を設置するなどの整備を行い、安全で快適なまちづくりを進めていきます。
福知山駅付近の航空写真(平成21年1月)
JR線高架後の事業効果-アンケートの結果-(WORD:223KB)
高架区間 約6.1km
JR山陰本線 約2.6km(完成)
JR福知山線 約1.3km(完成)
JR電車基地通路線 約1.0km(完成)
KTR宮福線 約1.2km(完成)
駅施設規模 4面7線
JR 3面5線(完成)
KTR 1面2線(完成)
JR運転所設備 移設(完成)
除却踏切 9箇所
鉄道と立体交差する
新たな都市計画道路 4路線(幹線道路)
駅前広場
北側(拡大) 7,000平方メートル
南側(新設) 5.000平方メートル
KTR線高架開業 平成21年2月28日
完成目標 平成21年度(予定)
都市計画決定 平成6年4月15日
事業認可 平成8年5月24日
高架横断図
お問い合わせ
中丹広域振興局建設部 中丹西土木事務所
福知山市篠尾新町1丁目91
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ファックス:0773-22-5167