平安遷都千百年紀念祭にあわせて明治28(1895)年に刊行された、京都の最初の通史です。全20冊という大部なもので、京都市参事会が編纂・発行しました。この企画自体、編纂主事となった湯本が発議したものでした。湯本は日清戦争をはさんだ2ヶ年で刊行にこぎ着けますが、それを可能にしたのは、近世後半以来の「京都研究」の分厚い蓄積と、第III部で紹介する人々の協力でした。
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