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家族を心配する人間の情に付け込み、あるいは、人をパニックに陥れて金銭をだまし取る「振り込め詐欺」については、次々と手口を変えていることから、沈静化するに至っていません。そして、教育関係者及びご家族の皆様や、生徒さんが被害に遭われるケースも多く発生しています。
被害防止のため、特に、お願いしたい事項について取りまとめました。
教職員の家族を狙った「振り込め詐欺」
最近、わいせつ行為に対する示談金名目で金銭をだまし取る詐欺事件が、交通事故の示談金名目での詐欺事件より多くなっており、これらの事件の中には教員の家族を対象とした事件があります。
ご家族がこうした事件に巻き込まれることのないよう、
- 教職員の家族を狙った事件が全国的に発生していること。
- 不審な電話があった場合は、すぐに振り込まないで、勤務先や関係者に確認すること。
について、改めてご家族にお話をしてください。
「教職員の家族が被害者となった振り込め詐欺の事例」
- 中学校教師の両親に対し、息子の勤務先中学校の生徒の親を名乗る者から
「うちの娘が先生に座らされてわいせつな写真を撮られた。マスコミも来ている。示談にしたい。200万円払ってくれ。」 などと要求があり、言われるままにお金を振り込んだ。
- 高校教師の妻に対し、夫の勤務先高校の教頭を名乗る者から、
「先生が女生徒の身体を触った。逮捕されるのは時間の問題である。裁判にならないようにするため弁護士費用300万円を用意してくれ。」
などと淡々と静かな声で要求され、すぐに現金を振り込んだ。
- 教師の妻に対し、教育委員会の職員を名乗る者から、
「ご主人が生徒にわいせつ行為をして大変な問題になっている。」
との電話があり、次に校長、被害生徒の父親や弁護士を名乗る者が代わる代わる出て、
「示談する事になった。教育委員会で負担するが、取りあえず200万円を立て替えてくれ。後日返納する。」 などと要求され振り込んだ。
生徒を狙った「振り込め詐欺」
実際には利用していない有料サイトの利用料金等の名目で金銭をだまし取る詐欺事件では、中学生や高校生が被害に遭っています。
生徒の皆さんがこうした被害に遭わないようにするため、次のようなことを心掛けるよう、ご指導をお願いします。
- 利用した覚えがなければ現金を振り込まない。
- 相手に連絡しない、自分の氏名や住所を教えない。
- 見覚えのないメールに表示されているアドレスにはアクセスしない。
「生徒が被害者となった振り込め詐欺の事例」
- 男子高校生が携帯電話の不在着信元に電話を掛けたところ、「登録したアダルトサイトの中途退会料を振り込んでくれ。」などと要求され、言われるがままにお金を振り込んだ。
- 女子高校生の携帯電話に電話があり、「利用した有料コンテンツの利用料金を支払うように」と要求され、以前利用した出会い系サイトの利用料金と思い、お金を振り込んだ。
- 男子高校生の携帯電話に電話があり、「登録サイトの未納分を振り込むように」と要求され、総額5万円を振り込んだ。後日、さらに料金を請求された。
- 男子高校生の携帯電話に電話があり、「出会い系サイトの未払い料金、調査費用を支払うように」と要求され、総額約30万円を振り込んだ。後日、さらに料金を請求された。
生徒による「振り込め詐欺」等
中学生や高校生が、被害者から振り込ませた金の引き出し役を務めたり、詐欺に使うための通帳・キャッシュカードを作ったとして検挙されています。
生徒の皆さんが、安易な気持ちで犯罪に加担してしまうようなことのないよう、
- 預貯金の引き出しを頼まれても、安易に引き受けないこと。
- 通帳の売買は犯罪であること。
などについて、ご指導をお願いします。
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