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農山漁村の匠たち

京都府「農の匠」・「山の匠」・「海の匠」

  • 京都府の農林水産業の発展と豊かな農山漁村づくりのためには、農山漁村高齢者の皆さんが保持している優れた生産・生活技能の保持と次世代への伝承活動を行うことで、「楽しく働き」「豊かに暮らし」「農山漁村文化をいかす」取組みの推進を図ることが大切です。
    そこで、平成9年度、京都府は全国に先駆け京都府農山漁村伝承技能登録・認定制度を創設し、広く府民からの対象技能の公募により、平成30年度現在728名の技能登録を行うとともに、その中から優秀技能者110名を「匠」として認定しています。
    技能登録は隔年度(次回31年度)、「匠」認定は平成20年度から毎年度実施しています。
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京都府農山漁村伝承優秀技能認定者

認定区分 農の匠 山の匠 海の匠 合計
認定者数 76名 16名 18名 110名

京都府農山漁村伝承優秀技能認定者(匠)の紹介

農の匠

  • 宇治市:辻四郎(つじ しろう)
    [手揉み宇治茶製法]
    茶の色、香り、形などを五感によって判断しながら、極上の玉露を加工する伝統的な宇治手揉み製法の技能保持者
  • 福知山市:黒田登喜枝(くろだ ときえ)
    [真綿づくり]
    玉繭(たままゆ)やくず繭から良質の真綿を加工。繭がもつれて均一の真綿を作ることは非常に難しいが、中でも難しいくず繭を活用した真綿づくりに優れた技能を有している。
  • 京田辺市:山下壽一(やました としかず)
    [玉露の栽培・製茶技術]
    最高級「玉露」生産の第一人者。玉露の品質は新芽のうま味成分量が決め手。経験と科学的理論を組み合わせた独自の施肥、被覆技術を確立。手揉みで培った製茶技術を機械製茶に応用
  • 福知山市:柴山勇(しばやま いさむ)
    [肉用牛繁殖(放牧管理)]
    牛の放牧管理と的確な受精時期の把握による高い受胎率の達成とともに、地域特産物である黒豆の莢を粗飼料として利用する等の飼料給与体系を確立し、「天田牛」振興の牽引役として活躍
  • 宇治市:寺川俊男(てらかわ としお)
    [てん茶の栽培・加工]
    抹茶の原料となるてん茶用早生品種「寺川早生」の育成、挿し木苗の保温対策、茶樹の被覆方法等の技術確立とともに、生葉に応じた蒸し・乾燥工程等の卓越した操作技術によるてん茶製造
  • 南丹市:中野綾子(なかの あやこ)
    [納豆づくり]
    美山町において手づくり納豆の技能を継承している。特に、柔らかな納豆づくりのため、湯たんぽや籾殻等で納豆菌が発酵する初期段階に温度を上げ、その後一定温度を保つ温度調整技術を保持
  • 京都市:髙山昇(たかやま のぼる)
    [京ぜり栽培]
    京ぜりは湧水を利用して栽培されるが、そのポイントとなる、活着促進、段階的生育促進を実現する水深調節、揚水誘導、水廻し等周到な水管理技術について熟練技を会得
  • 城陽市:岩見良三(いわみ りょうぞう)
    [水生花き栽培]
    水生花き栽培の第一人者で、電照によるかきつばたの冬季出荷技術を開発し、周年出荷を実現。葉の品質が重要となる華道向けかきつばたの栽培技術を確立
  • 井手町:阿辻好子(あつじ よしこ)
    [しんこだんごづくり]
    綴喜地域では、上新粉を練って「しんこだんご」を作り、特別な行事の際のお供や出産祝いに添える風習があり、伝承の形に加えて色の数を増やしたり、動物や野菜の形の細工をよりリアルに作るなど工夫を凝らし、高い技術を保持
  • 伊根町:大江勇治郎(おおえ ゆうじろう)
    [わら細工]
    しめ縄、ぞうり、わらじ等から合掌作の水車小屋や伊根の船屋の模型を作るなど高いわら細工技術を有する。
  • 長岡京市:野村重治(のむら しげはる)
    [京筍の伝統的生産]
    京都西山一帯では古くから最高品質の白子筍が栽培されているが、そのブランドを維持するための土入れ、敷藁、掘り取り等の技術保持者
  • 福知山市:加藤已喜男(かとう みきお)
    [乳用牛飼育(河川敷飼料生産)]
    由良川河川敷草地で自給飼料(イタリアングラス)を生産。高い粗飼料自給率を実現することにより、低コスト化を図る。ふん尿は全て堆肥化し、循環型農業を実現させている。
  • 京都市:辻禮子(つじ みちこ)
    [とち餅加工]
    とちの実加工には手間のかかるあく抜き技術が必要であり、独自の熟練した技を確立した。イベント等でのとち餅販売が好評だったため加工場を整備。久多の特産品として「里の駅大原」で販売し、継承者に技術の伝承も行っている。
  • 宇治田原町:下岡久五郎(しもおか きゅうごろう)
    [宇治茶の栽培]
    茶の品種特性を生かし標高差や被覆方法を体系的に組み合わせる技術を開発することにより、収穫期を分散し、安定的な良質茶生産を可能にした。地域のてん茶工場等へ本技術を広め、産地の発展に貢献した。丹後地域の茶産地育成も指導している。
  • 木津川市:宮木保雄(みやき やすお)
    [トルコギキョウの周年栽培]
    トルコギキョウを早期に導入し、府内産地を育成した。独自の土づくりで連作を可能にし、周年栽培を府内で初めて実現するなど高い技術を保持している。段ボールマルチ利用等環境保全型農業を実践。品評会等を開催し、地域の花き振興を推進している。
  • 京丹波町:小林静子(こばやし しずこ)
    [黒大豆(和知黒)加工品づくり]
    優れたアイデアと加工技術で、和知黒飴「豆変木(とうへんぼく)」や「干し羊羹」、「黒豆のぬか漬け」等の新商品を開発し、黒大豆加工技術の発展に寄与した。加工技術の継承者を育成し、農産加工組織のリーダーとして活躍中である。
  • 綾部市:梅原岩男(うめはら いわお)
    [自給飼料による和牛子牛育成]
    耕種農家と連携し、自給飼料の安定、多収栽培を実現し、子牛に最適な飼料給与体系を確立。足腰の強い子牛の育成管理技術に優れ、毎回のせり市で高い評価
  • 向日市:山本進(やまもと すすむ)
    [乙訓ナス(露地)栽培]
    高品質と多収を両立する整枝・剪定や施肥方法などの高度な技術を持つ。生育を見極める高い観察力と判断力を持ち、新しい栽培技術に挑戦し続けている。
  • 八幡市:安田實(やすだ みのる)
    [八幡梨の栽培]
    着果を確実にするため、人工授粉技術を早期に導入し、さらに、梨の花粉の自家採取及び冷蔵保存を行い授粉に用いるなど、先進的技術を積極的に導入。優良品種への早期更新にも積極的に取り組んでいる。
  • 和束町:但馬正一(たじま しょういち)
    [煎茶の栽培・加工]
    優良品種の組み合わせによる適期収穫期間の拡大及び適正な整せん枝や肥培管理等、煎茶の品質を高める栽培技術を持つ。良質で芽揃いの良い生葉を適期摘採するとともに、生葉に応じた蒸熱操作等、高度な煎茶加工技術を有する。
  • 南丹市:松本多美子(まつもと たみこ)
    [やまむろ団子加工]
    消えつつあった南丹市八木町の伝統食「やまむろ団子」を後世に残すため、各家毎に違う材料の配合割合等を数値化して、レシピに仕上げた。さらに、ツヤ、歯ごたえに必要な捏(こ)ねと蒸し時間等を改良、レシピに盛り込み伝承・普及。
  • 舞鶴市:荒堀武男(あらほり たけお)
    [万願寺甘とう栽培]
    樹勢に応じた整枝・剪定技術、完熟堆肥や籾殻を用いた土づくり、輪作による連作障害回避、生育に合わせた手かん水など様々な技術を組合わせて栽培を実践。地域の農業者の整枝方法の手本となっている。
  • 城陽市:菊岡政次(きくおか まさつぐ)
    [碾茶の栽培・製造]
    よしずやワラの天然被覆資材、ニシン等由来の有機質肥料を使用し、一番茶のみを手摘みする自然仕立てにより最高級碾茶生産技術を有する。優良品種の導入等に先進的に取り組み、地元に広めた。
  • 京丹波町:太田嘉昌(おおた よしまさ)
    [堆肥利用による黒大豆栽培]
    地元肥育牛の完熟堆肥やほ場条件等を考慮して投入量を調節する等、きめ細かい栽培管理で高品質な京のブランド産品「丹波黒大豆」を栽培。
    苗床の温度調節や床土・覆土の工夫により健苗を育成し高い収量を確保している。
  • 城陽市:萩本誠二(はぎもと せいじ)
    [イチジク生産]
    保冷出荷技術や一文字整枝法など、先進技術の積極的な導入により、高品質なイチジクを生産。栽培から出荷調整まで、イチジクに関わる全てにおいて、研究・改良を重ねる。
  • 木津川市:德山昭洋(とくやま あきひろ)
    [ブドウ栽培]
    品種に応じたジベレリン処理法や剪定、肥培管理法を工夫し、良質な大粒ブドウを7月から9月まで長期収穫。栽培が困難な大粒系品種にいち早く挑戦し、栽培技術を確立。
  • 京丹波町:細井百合子(ほそい ゆりこ)
    [小豆利用の菓子加工]
    小豆と砂糖、塩の割合や、火加減、練り具合などの熟練した技術により、「光沢のある品質の良い小豆あん」の加工法を確立。菓子加工を組織的に行う企業組合を結成し、女性起業家の先駆けとして活躍。
  • 宮津市:小長谷芳男(おばせ よしお)
    [蜜蜂飼育]
    移動や管理がしやすい独自の7枚箱養蜂を実践し、温度や給餌などの的確な管理技術により高品質な蜂蜜を生産。作物に合わせた花粉交配用蜜蜂を長年にわたり耕種農家に貸出し、地域の野菜・果樹生産を支える。
  • 京都市:鳥居美恵(とりい みえ)
    [納豆餅加工]
    京北地域に江戸時代より伝わる納豆餅の中に包む「つと納豆」を熟成時のきめ細やかな温度管理により高品質に仕上げる。焼いた餅の焦げや固い周辺部を中に入れ込みながら二つ折りにし、柔らかく納豆をこぼれにくく仕上げる工夫をしている。
  • 南丹市:小寺茂一(こてら もいち)
    [春菊栽培]
    自家採種により地域に適した品種を選抜する取り組みを推進した。摘み取りのタイミングや位置等に改良を重ね、1株4本仕立てを確立し、高品質な春菊の長期出荷を実現した。
  • 綾部市:細見恵美子(ほそみ えみこ)
    [とち餅加工]
    とちの灰汁抜きに使用する灰の種類の選定、灰と水の調合、水につける時間、温度管理等の改良を重ね、美味しさを最大限引き出す灰汁抜きの方法を確立した。地元限界集落のむらおこしにおいて、特産品とち餅加工の中心的役割を担う。
  • 福知山市:野村忠司(のむら ただし)
    [養蚕]
    伝統的な養蚕技術を継承しつつ、稚蚕からの温度管理について、スムーズな脱皮や病気を防ぐための通風・換気技術に改良を重ね、高い飼育技術を確立した。蚕令に応じた桑葉の給餌に工夫を凝らし効率の良い飼育を実践している。
  • 福知山市:桐村さゆり(きりむら さゆり)
    [繭工芸]
    自家産の繭を使い、非常に細かい細工を使い分け、造花や動物等様々な質感を表現する方法を確立した。人形の小物や衣装まで繭のみから作り上げ、立体感、躍動感にあふれる繭工芸作品を作り続ける。
  • 京都市:松尾義平(まつお よしひら)
    [鉢物花き栽培]
    ビニールハウスによる促成切り花の導入に始まり、温室利用の鉢物リレー栽培、本格的な花苗生産など、多種多様な花き栽培について先進的な取組と技術開発を続け、京都花き生産の発展に貢献。
  • 長岡京市:宇津弘三(うつ ひろぞう)
    [バラ栽培]
    京都独自の夏切りバラ施設栽培技術(加温栽培:冬季一時休眠型)を確立した後、周年栽培に取り組み、切り花専用保冷庫、鉄骨ガラスハウス、細霧冷房装備等、先進技術の導入により京都のバラ栽培を先導。
  • 南丹市:内藤定夫(ないとう さだお)
    [高品質トマト栽培]
    トマトの木箱出荷から段ボール出荷にいち早く切り替えた流通改革やビニールハウスの改良による品質向上と高段着果の安定技術の確立、土壌病害対策のための接木育苗技術導入等、地域の高品質トマト生産を牽引。
  • 舞鶴市:由里譽(ゆり ほまれ)
    [落花生栽培・加工]
    市特産の神崎落花生において、大粒で安定した収穫を得る技術を有するとともに、均一に熱が行きわたる工夫を始め火加減、塩加減等、落花生特有のうまみを引き出す加工技術を確立。
  • 京丹後市:井上喜久治(いのうえ きくじ)
    [良食味米生産]
    気象条件に応じたきめ細やかな水管理や有機質肥料のみによる施肥技術により良食味米を生産。丹後産コシヒカリ良食味米共励会で安定して高い評価を受け、特Aランクの丹後コシヒカリ生産を牽引。
  • 京丹後市:田邉榮志(たなべ えいし)
    [肉用牛繁殖]
    作業効率の良い扉や柵等、構造上に工夫を凝らした牛舎・堆肥舎等を建設し、広い運動場で足腰の強い子牛を育成するとともに、優れた血統を積極的に導入するため、受精卵移植子牛の飼育も先進的に取り入れている。
  • 京都市:荒木稔(あらき みのる)
    [もぎなす種子保存・栽培]
    京の伝統野菜「もぎなす」の栽培を約60年に渡り続ける中で、他家受粉の回避や病害虫防除、肥培管理の工夫等の高い採種技術を生かし、特徴ある形状や色沢を持つ系統を選抜し、伝統ある種子を守り続けてきた。
  • 京都市:中西義明(なかにし よしあき)
    [てん茶の栽培・製造]
    伝統的なてん茶栽培技術に加え、点滴施肥システムの導入、ソルゴー障壁による土着天敵の活用等の新技術を積極的に取り入れ、環境にやさしい有機栽培による高品質てん茶の生産技術を確立した。
  • 亀岡市:俣野忠雄(またの ただお)
    [肉用牛繁殖]
    全国的な和牛の血統評価情報を取り入れ、遺伝的に優れた繁殖母牛群を構成する他、受精卵移植技術を活用した和牛子牛増産の先駆けとして、高い育成技術と併せ、京都府産高級和牛肉増産を支えてきた。
  • 綾部市:山岡茂(やまおか しげる)
    [楮の栽培]
    伝統的な古法の手すき技法を用いた「黒谷和紙」の原料となる楮の栽培において、疎植機械利用による省力化や蒸機考案による剥皮作業の効率化等の技術改良を行い、楮の生産性向上に貢献した。
  • 綾部市:井上秀夫(いのうえ ひでお)
    [蜜蜂飼育]
    毎年変わる春の開花最盛期に蜜を十分収穫できるよう越冬明けから蜂の数を増やす飼養管理技術と、糖度が高く蜜源の特徴を有した高品質な蜂蜜の生産技術を有し、種苗用の花粉交配用蜜蜂の安定供給に貢献した。
  • 綾部市:中田義孝(なかた よしたか)
    [茶栽培と製茶]
    中丹地域の立地条件に適した玉露・てん茶の栽培方法として、年1回一番茶のみの収穫と有機質主体の土づくりによる高品質・多収の栽培体系を確立し、高品質茶産地として地位向上に貢献した。
  • 京都市:音川 次清(おとがわ つぐきよ)
    堀川ごぼう高品質栽培]
    京の伝統野菜「堀川ごぼう」の栽培を60年以上続ける中で、連作障害回避のための輪作体系や良質堆肥の投入と排水対策を基本とした肥培管理技術等により、堀川ごぼうの高品質生産技術を確立した。
  • 京都市:村田 治夫(むらた はるお)
    九条ねぎ生産技術]
    仮植した「九条ねぎ」を一旦堀上げ、干した後に再度定植する伝統的栽培法の継承と自家採種による種子保存に加え、赤色防虫ネット等の最新技術を積極的に導入し、良質な九条ねぎ生産に貢献した。
  • 向日市:柴田 光貢(しばた みつぐ)
    京たけのこの伝統的生産]
    「京たけのこ」の京都式軟化栽培技術の実践者として、敷きわらや土入れ、独自のかん水技術等により、白くて柔らかく、えぐ味のない高品質生産と流通対策に尽力し、京たけのこの生産振興に貢献した。
  • 綾部市:高倉 清(たかくら きよし)
    肉用牛飼育(繁殖)]
    牛の観察や母牛の飼料給与技術に優れ、1年1産の理想的な経営を実践するとともに、子牛の分娩事故回避のための昼間分娩の技術実証にいち早く取組み、普及に尽力するなど、地域の先導的役割を担った。
  • 京丹後市:長砂 廣一郎(ながすな こういちろう)
    梨高品質生産]
    有機物の投入や敷き草による継続的な土壌改良による梨園の土づくりにこだわり、高品質な「京たんご梨」を長年にわたり栽培している他、丹後果樹研究同志会での活動を通じて、地域の果樹生産を牽引した。
  • 与謝野町:杉本 源之進(すぎもと げんのしん)
    黒毛和種子牛育成]
    丹後ならではの自然環境を生かし、段畑を活用した粗飼料作りや畜舎に運動場をつくり、足腰の強い子牛を育成するとともに、優れた血統を積極的に導入し、牛群改良に努め、地域の肉用繁殖牛の発展に貢献した。
  • 京都市:田鶴隆司(たづる たかし)
    [天秤押し、炭火室による伝統的すぐき漬け生産]
    三百余年の歴史がある「てこ」の原理を利用した本漬け方法「天秤押し」と、炭火を使用し30~40℃に保った室(むろ)で乳酸発酵を促す唯一無二の「すぐき漬け」の伝統製法を守り現代に伝える。
  • 京都市:百田宏(ももた ひろし)
    [養液栽培による施設トマト生産]
    トマト養液栽培の草分け的存在で、ロックウール栽培等、現在普及している多くの技術を独自の創意工夫により応用・改良を行うとともに、種苗メーカーの品種開発に生産者の立場から助言を行うなど、全国トップクラスの技能を有する。
  • 京都市:林種男(はやし たねお)
    [九条ねぎの周年栽培]
    京の伝統野菜「九条ねぎ」の生産にセル成型苗育苗、全自動ネギ洗浄機などを導入し大幅な省力化を実現、露地周年栽培体系を確立するとともに、年間を通した安定出荷につなげた。
  • 城陽市:古川美子(ふるかわ よしこ)
    [覆い下茶生産に用いる「こも」の生産]
    安土桃山時代から続く宇治茶の覆い下栽培法を行い、府内で唯一、わらを編んだ「こも」で茶園全体を覆う遮光栽培を行い、独自の工夫で耐久性と美しさを兼ね備えた「こも」の手編み生産を約70年間守り続ける。
  • 京田辺市:奥西龍男(おくにし たつお)
    [えびいもの高品質安定生産]
    京の伝統野菜「えびいも」の外観を向上させるための多回数土入れ等による高品質生産体系を確立し、高度な育苗管理により10月の早期から年明けまでの安定出荷を実現するとともに、「えびいも農家養成塾」の講師として技能伝承に努める。
  • 亀岡市:原田雅之(はらだ まさゆき)(「原」は、がんだれに「日」+「小」)
    [肉用牛肥育]
    肥育素牛の血統と長年培った観察眼や最適な牛群編成による適切な飼料給与、牛房への収容頭数を抑えた牛の快適な飼養環境づくりにより、全国トップレベルの高品質な肉用牛を生産し、「亀岡牛」ブランドの確立に大きく貢献した。
  • 舞鶴市:霜尾誠一(しもお せいいち)
    [採卵鶏の飼育]
    少羽数経営の強みをいかし、個体の状態を把握したきめ細やかな管理を行うとともに、飼料を自ら配合し「食の安全」にこだわっている。特に、地元産の飼料米と万願寺とうがらし赤色果を組み合わせた新たなブランド卵を独自の創意工夫で確立した。

山の匠

  • 京都市:村山良八(むらやま よしはち)
    [種子の採取(木登り名人)]
    優良な球果(種子の実)を採取する木のことを母樹と呼ぶ。杉や檜の母樹は40メートル近い大木であるが、樹齢100年以上の母樹にロープ一本でよじ登り、枝を切らずに良質な球果を採取
    する。
  • 京都市:中西末吉(なかにし すえきち)
    [枝打ち]
    北山杉の個々の木の特徴を見極めるとともに、林全体の成長を管理できるように、枝を払う高さを見極め、均一に真っ直ぐ伸ばす優れた技を保持。台杉作りでも優れた仕立て技術を保持
  • 京丹波町:中西喜市郎(なかにし きいちろう)
    [山林用苗木の生産]
    自己所有の山林を試験林として活用し、母樹の育成・検定を行い、優良形質の選抜から育苗・出荷までの一貫生産体系を確立。また、スギ、ヒノキの「実生2年生山行き苗木」の生産技術を確立し、優良苗木の安定生産を図る。
  • 京都市:小嶋義次(こじま よしつぐ)
    [炭焼き]
    築窯製炭法の中の黒炭製炭技術を保持。優れた築窯技術と炭化管理技術によって、名声の高い鞍馬炭を生産
  • 舞鶴市:岩崎敏枝(いわさき としえ)
    [ふじづる加工]
    森林組合の女性作業班員として山林作業に従事する中で、作業上の厄介者である「つづら藤」でふじづる加工を始めた。府内のふじづる加工の先駆け的な存在
  • 京丹後市:川戸利夫(かわと としお)
    [スギとケヤキの混交育林]
    落下種子による育苗の考案と、挿し木の活着率向上技術を有する。混交林による育林技術の開発に取り組んでおり、丹後のケヤキ苗生産の第1人者
  • 京丹波町:山内善継(やまうち よしつぐ)
    [栗栽培技術]
    地域に先駆けて低樹高栽培を行い、安全かつ効率的な作業を実現。的確な整枝剪定により、大粒の栗の収穫技術を有する。土づくりにこだわり、栗樹の凍害軽減に成果を上げる等、京のブランド産品「丹波くり」の生産量の増大技術を有する。
  • 福知山市:岡本嘉明(おかもと よしあき)
    [漆掻き]
    「丹波漆」の植栽から漆掻きまで、一連の技術についての唯一の継承者であり、一度に漆を掻く量や漆を掻くための漆ベラの刃の角度など採取方法を改良した。丹波漆生産組合(現NPO丹波漆)を立ち上げ生産拡大や後継者育成を行っている。
  • 京都市:尾島俊明(おじま としあき)
    [北山丸太生産(本仕込法)]
    北山林業の伝統的製造技術「本仕込法(伐採した丸太を山で皮を剥き、立木に立て掛けて天日で乾燥)」を現在も指揮できる唯一の継承者。北山丸太本来の伝統技術を受け継ぎつつ、安全の為に改良を重ねる。
  • 京都市:藤田利幸(ふじた としゆき)
    [北山杉の管理・生産技術]
    植え替えに備えて根を発生させる活着向上技術や接ぎ木技法を駆使し、理想的な樹形の庭園緑化用「北山台杉」を生産する随一の技能を有しており、樹形や枝ぶりが美しいと全国から引き合いも多く、国会議事堂の北山台杉の管理も担う。

海の匠

  • 伊根町:永濱茂(ながはま しげる)
    [グジ(アカアマダイ)の延縄(はえなわ)釣り]
    従来のアマダイ漁では生きた赤エビを餌にしていたのを、冷凍赤エビに切り替えて操業する技術を確立。これにより夏場の餌の確保、省力化と労働時間の大幅な短縮を実現
  • 京丹後市:広瀬弥一郎(ひろせ やいちろう)
    [水視漁法]
    丹後地域で工夫改良され伝承されている一人操業の沿岸漁法の第一人者。口に箱眼鏡(はこめがね)をくわえ、左手で櫂(かい)を漕(こ)ぎ、右手でサザエをつくヤスやアワビを起こすカギなどを巧みに操る。
  • 宮津市:小倉武司(おぐら たけし)
    [小型定置網漁法]
    「しめ縄方式」の小型定置網は重労働であったが、昭和40年頃に「つぼ網方式」(定置網の最後部に取り付けた「つぼ網」に魚を追い込む方法)を開発し、操業の省力化と漁獲向上を図る。
  • 京丹後市:鳴海澄(なるみ きよし)
    [刺網漁法]
    魚の回遊路や季節毎の魚群の位置を熟知し、魚種に合わせて網の材質と目合い、網の設置場所、設置時間、浮きや重りの強さ等を工夫・改良し効率的で確実な漁獲方法を確立
  • 舞鶴市:水嶋敬次(みずしま としつぐ)
    [定置網漁法]
    大浦半島沿岸は急深で潮流が早く定置網の敷設に困難だったが、同様に潮流の早い地域から導入された定置技術を継承発展し、定置網の流失を防ぐ碇の設置方法に工夫と改良を重ねる。
  • 宮津市:黒田克太郎(くろだ かつたろう)
    [はえ縄、一本釣り漁法]
    はえ縄漁法の漁獲量は、漁場や季節に応じて糸の太さや針の大きさ、重りの大きさや数、餌等により左右されるが、その見極めには経験に基づく高度な技術を要する。その技術を会得するとともに、特に、グジのはえ縄の技術と餌については改良を図る。
  • 京丹後市:和田照雄(わだ てるお)
    [ソデイカ釣り漁法]
    大型疑似餌の開発、二尾釣、揚縄機の導入等漁具漁法を改良し、船足の早いFRP漁船を導入するなど、ソデイカ釣漁法を確立
  • 宮津市:谷本庸之助(たにもと ようのすけ)
    [ハモ・タチウオ延縄(はえなわ)]
    高度な延縄漁業技術を有し、幹縄に「釣針を付けた枝縄」を通常の数より多くつけることにより、漁獲効率を高めている。また、ステンレス製ハリス(針付きの糸)や冷凍の餌を最初に導入し、地元に広めた。
  • 京丹後市:松尾庸介(まつお ようすけ)
    [小型定置網漁法]
    従来使い捨てだった碇を継続利用できる方法を考案し、資源の有効活用や経費節減を実現。日本海外海域の厳しい操業環境に適した漁具・漁法の改良を重ねる。
  • 京丹後市:船戸正一(ふなと しょういち)
    [釣り漁業]
    ・一本釣漁業用自動巻揚機を開発し、大幅な省力化と漁獲量増加を実現し、潜航板を用いたヒラメの曳釣漁業に取り組み、ヒラメ漁場を開拓した。昔盛んに行われたエチゼンクラゲを餌にしたマダイ釣りの唯一の継承者である。
  • 伊根町:泉一次(いずみ かずつぐ)
    [水視漁法]
    アワビを傷つけずに効率よく採捕できる十手型漁具を導入し、地域の漁獲量を向上させるとともに、アワビ種苗放流、放流種苗購入資金積立制度の確立等、地域の磯根資源栽培への取り組みを主導。
  • 京丹後市:豊嶋聰(とよしま さとし)
    [クルマエビ養殖]
    環境変動の激しい久美浜湾で、幼生の餌となる珪藻を安定的に繁殖させる手法の開発、疾病対策に取り組む等、地域に適した養殖技術を独自に確立し、永年にわたりクルマエビの栽培・養殖漁業に貢献した。
  • 京丹後市:尾瀬登(おせ のぼる)
    アワビ改良漁具を用いた水視漁法]
    独自に改良したアワビ漁具をはじめ、複数の漁具を使い分け、アワビを傷つけず効率的に漁獲する技術を有するとともに、水視漁業研修(実習)を受け入れるなど技術伝承と担い手育成にも貢献した。

京都府農山漁村技能登録者

平成29年度までの登録者数
農業分野 580名
林業分野 99名
水産業分野 49名
合計 728名

農山漁村においてむらおこしイベント等で実演、次の世代との交流の中で技能伝承などに活躍していただきます。

「匠」認定バッジ

黄色に実る稲穂として「農の匠」
さわやかな緑の山として「山の匠」
深青の海として「海の匠」
澄みわたる青空をイメージしてデザイン化しました。

動画で紹介する農の匠海の匠

農の匠、海の匠を動画で紹介しています。

関連情報

お問い合わせ

農林水産部農産課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4974

nosan@pref.kyoto.lg.jp

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