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平成15年度第1回京都府府民参画行動指針検討委員会の開催結果

1.日時  平成15年9月24日(水)10:00〜12:00

2.場所  府庁3階会議室

3.出席者

<関係分野の専門家・実務者9名> (50音順・敬称略)
同志社大学大学院総合政策科学研究科教授  新川 達郎 (座長・参与)
同志社大学法学部助教授 市川 喜崇 (参与)
立命館大学経営学部助教授 谷口 知弘 (参与)
(社)京都ボランティア協会理事・事務局長 小谷 節子  
京都新聞社編集局文化報道部編集委員 鈴木 冨美子  
京都市パートナーシップ推進室担当課長補佐  高畑 重勝  
(特)きょうとNPOセンター理事・事務局長 深尾 昌峰  
(特)由良川流域ネットワーク事務局長 松尾 昌子  
長岡京市総務部総務課主幹 松尾 幹郎  
<京都府>
企画環境部  中村部長、小田企画参事(計画・府民参画担当) ほか

4.議事

  • 現在の府民参画事業の取組について、資料に基づき事務局から説明。
  • 指針の企画・実施・点検・見直し(PDCAサイクル)のシステムを確立させていくため、実施事業について「評価」「政策への反映」といった観点から検討いただいた。
  • 「さわやか提案」や「府職員出前語らい」等での提案や意見等について、府民どうしや府民と行政との間で、より議論が深められるような仕組みづくりについて提案いただいた。
  • 府民政策円卓会議の試行的な開催に向け、その運営手法について助言をいただいた。

5.委員の意見要旨

▲個別事業について

○審議会の公開について

  • 審議会等の会議の公開で、非公開の理由は何か。
    →「審議会等の会議の公開に関する指針」に基づき非公開と決定した審議会のほとんどは個人情報の保護が非公開の理由。なお、非公開の審議会でも会議の内容によっては公開としている場合や、会議の前半を公開、後半に個人情報に関する事項を基に審議する場合はその部分のみ非公開とするような工夫もしている。
  • 審議会によっては、毎回個人情報を扱うことでもないので、個々の審議会ごとに工夫が必要

○さわやか提案について

  • 具体的な提案を伴った提案数を増やす工夫が必要。そのアイデアをデータベース化して府の意思決定の過程に反映していく仕組をつくる必要がある。
  • さわやか提案で府民から出された提案に対して、府からの回答で終わるのでなく、他の府民から意見をもらえる仕組を考えるべき。1つの提案にいろいろな意見が出てくると、電子会議室とまでいかなくても、円卓会議のようなものになる。

○電子会議室について

  • 府民の間で、府からの提案を論議する場も必要。京都市は、電子会議室を今夏から試行的に運営している。運営についての課題もあるが、いずれ皆がやることになろうから、検討は早期に進める必要がある。

○各種の取組で得た提案を活かす仕組

  • さわやか提案の中に「メールだけでなく、提案箱を京都市と協力して駅に設置してはどうか」という提案があるが、府と市町村が協力し、府がリーダーシップを取ってこのような取組を進める必要がある。また、府と市町村の情報を共有する仕組を考える必要がある。
  • せっかくの提案を議論する場が必要。府民どうし+行政で個別問題ごとに議論できる仕組が必要。
  • 出前語らいをワークショップ形式で実施してみてもおもしろい。
  • さわやか提案やわいわいミーティング、出前語らいなど、1つ1つの府民参画の取組が独立して行われているが、これらを今後どのように結び付けていくのか、情報を共有していくことが必要。

▲府民政策円卓会議について

○テーマ、位置づけ

  • 円卓会議が提案を議論する場の役割を果たす。提案の中から政策として取り上げやすいものを抽出する。出前語らいに行って来た人からのフィードバック。出前語らいで申し込みのあるテーマは府民にとって興味があるということだから、そういうものをテーマに設定する。
  • テーマは、府が決めたり、公募するといった方法や、さわやか提案からテーマを選択するなどの方法も考えられる。
  • 府民参画のPDCAサイクルをテーマに円卓会議をしてもおもしろい。
  • 「府民参画」というと府民の興味が薄れてしまうので、興味をもってもらうようなテーマの設定をしてほしい。さわやか提案にあった「ドッグラン」のように誰もが触れるテーマを投げてみると案外反響がある。

○手法、規模

  • 円卓会議にはいろんなやり方があり、人数、形式等これといった規則はない。内容は多様であってよい。
  • 円卓会議は結論を求めるのではなく、テーマに関し府民が様々な意見を出しあっていくという過程が重要であり、テーマにそっていろいろな形を設計する。そういう形が見えてくると、さわやか提案等の内容もそういう(提案らしい)ものになっていく。
  • やろうとする事例にそって基本設計する。円卓会議の組立について意見募集してもよい。

○参加者、ファシリテーター

  • テーマによっては、参加する関係者が決まってくる場合もあるし、公募により興味のある人達に集まってもらう場合もある。ファシリテーターも予め専門家に決めておく場合もあるし、参加者の中から希望者になってもらうこともある。いろんな方法が考えられるので、テーマによって決めていけばよい。
  • 参加者についは中学生から高齢者まで視野に入れた幅広い世代、関係領域の方達といった多様な構成メンバーで、大いに意見が交わせる機会・場となるような仕組みを期待する。

○ネーミング

  • 円卓会議やワークショップも、「出前語らい」のようにわかりやすく、親しみやすく、インパクトのあるネーミングも重要。府民の日頃のつぶやきを、この機会に政策に反映できるのではと思ってもらえるような興味をそそる円卓会議と印象づけたい。

▲PDCAサイクルについて

○プロセス重視

  • 行政の事業成果は、時間が経ってから出てくるものもある。プロセスが重要で、プロセスをきちっと進めることで、住民の満足が得られることとなる。評価を得ることを意識しすぎることなく、将来の成果もみながら、プロセスや事業実施時の雰囲気なども含め、功をあせらないようなチェック表が必要。
  • 事業実施に当たり、プロセスが適切だったか、透明性は十分に確保されたか、適法に進められたかといった客観的な評価方法もあるが、府民参画は、特にプロセスが重要である。各段階における広がりや議論が活発に行われたか、参加者がどういうことを学んだか等のプロセスが大事で、どういう施策に結びついたかという結果だけを求めてはいけない。

○評価のポイント

  • 事業によっては、成果が2年〜10年後に出るものもある。これらの成果を事例集としてまとめ、コミュニティーの形成、リーダーの出現など拾っていける評価を考えてみるとよい。
  • 出前語らいをパワーアップし、単に府の施策を説明するだけでなく、意見交換を活発化させることで、これを地域でのワークショップ、円卓会議としてとらえることもできる。そういうことも出前語らいの評価(ポイント)に挙げていける。

▲その他

  • 行政が積極的に施策を推進するあまり、本来NPO等が行っている領域に行政が入り込んでくることもある。これからは、市民の自発的活動に、行政が入り込まないようなガイドラインも必要と考える。

以上

(注)発言に引用されている事例等については下記HPをご参照ください。

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