第17回京都府がん対策推進協議会の開催概要について

１　日　時

平成30年1月29日（月）13:00～15:00

２　場　所

京都ガーデンパレス　鞍馬の間

３　出席者（50音順）　16名

有本　与佐男　舞鶴市健康・子ども部次長（京都府市長会）

今西　美津惠　公益社団法人京都府看護協会　会長

小笠原　英子京都がんサロンレモンタイム　代表

倉澤　　卓也　一般財団法人京都予防医学センター専務理事

栗岡　　成人　京都府がん患者団体等連絡協議会　会長

黒田　　知宏京都大学大学院医学研究科医療情報学　教授

高折　　晃史　京都大学医学部附属病院　がんセンター長

竹中　　　洋　京都府立医科大学附属病院がん征圧センター長

田邉　千佐子　京都府連合婦人会　事務局長

橋本真由美　特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン大阪事務局

冨士原　正人　一般社団法人京都私立病院協会　副会長

松岡　　瑞久　京都府PTA協議会　理事

森本　　泰介　一般社団法人京都府病院協会副会長

安田　雄司　特定非営利活動法人京都禁煙推進研究会理事

山岸　　久一京都府特別参与

渡邉　　朋之　京都労働局　職業安定部長

４　概要

１）第２期京都府がん対策推進計画最終案について（協議事項）

○中間案に対するパブリックコメントの意見を反映した修正箇所について、了承された。　

○「府がん対策推進協議会として受動喫煙対策の目標値はゼロとすべき」という意見が複数の委員から出された。

○喫煙率が計画当初から上がっているため、今のままの施策を同じように進めていくのであれば、現状は改善されず、悪化する一方ではないかとの意見があった。

２）平成２９年度の計画の取組み状況について（報告）

○京都府がん患者生殖機能温存療法助成事業について、全国に先駆けてのいい取組みであるため、引き続き、事業を継続してほしいとの意見があった。

○状況報告資料の作り方として、計画の進捗状況がわかるよう、工夫した方がいい。

（主な委員の発言）

１　第２期京都府がん対策推進計画最終案について

（たばこ対策関係）

○受動喫煙防止対策の目標値をゼロとすべき。罰則規定を設けるのはハードルが高いが、目指す目標として、本協議会ではゼロとすべき。

○京都府の喫煙率は男女とも増えている。今のままでの施策では喫煙率が悪化していくのではないか。次の３年で大きく見直すなどしていくことが必要ではないか。

○協議会でも、受動喫煙ゼロという意見が出ていたが、なぜ家庭３％、飲食店１５％というこの目標数値になったのか。受動喫煙防止憲章でも受動喫煙ゼロの京都を目指すとしており、是非とも受動喫煙ゼロにすべき。

○禁煙施設の敷地外の周辺禁煙についてなぜ記載できないのか。患者さんからも病院の敷地外禁煙について、ご意見を受けているところであり、記載していただけると病院としても助かる。私有地などについて義務づけをすることは難しいことは理解できるが、道路などの公共空間については自治体独自で禁煙措置はとれるはず。できる範囲で実施することを明記すべき。

→【事務局回答】

　敷地外については、道路や私有地などの関係もあり、一定の表現上、記載が難しいかと考えている。病院の敷地外での喫煙については、医療機関の協力もお願いしていくことが必要になる。

（小児・AYA世代に対する支援）

○京都府がん患者生殖機能温存療法助成事業について、引き続き、事業を継続してほしい。

（感染に起因するがん対策）

○京大ではHTLV-I キャリア外来を設置している。周知願いたい。

２　平成２９年度の計画の取組み状況について

（たばこ対策）

○コンビニでの陳列などの販売方法について規制できないか。

○どの年代でたばこを吸うことが多いのか。

→【事務局回答】
　　男女とも30～50代の喫煙率が高い。

○受動喫煙については、京都府だけが喫煙率が上がっているのか。

→【事務局回答】