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京都府議会よもやま話

議場の変遷 3

 府議会の開設当初は議場がなかったため、議場の建設は大きな課題でした。
 明治32年に提案された議場の建設を含む府庁舎(現在の旧本館)改築計画(工事費約42万円)は、同年に発生した風水害の復旧工事経費により、予算超過のため否決。その後、明治33年、第9代高崎親章知事から前回より5万円減の約37万円の予算案が議会に提出され、可決されました。府庁舎は京都府技師松室重光の設計で明治37年12月に竣工。庁舎建設に費用がかかったこともあってか、初めて開かれた議会では、第10代大森鍾一知事が開会に当たり「本年の議案については、全体においては極めて節制を加えたり。」と述べています。この議場は現在の議場が建設される昭和44年まで使われていました。

※昨年、旧本館竣工110周年を記念し、館内にある議場の修復工事が行われました。結婚式やコンサートなどさまざまな催しで利用が可能です。

府庁 旧本館正庁、旧議場の利用について


旧本館議事堂(当時)


旧本館議事堂(修復後)

次回の「京都府議会だより」は7月に発行します。

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京都市上京区下立売通新町西入

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