閉じる

ここから本文です。

府議会で審議 ~京都流 地域創生~

 全国で人口減少と高齢化が進行する中、地方創生(=まち・ひと・しごと創生)を図ることによって、活力ある社会を維持していこうとする、「まち・ひと・しごと創生法」が制定されました。
 これを受け、京都府でも「人口ビジョン」および「地域創生戦略」の策定に向け検討が開始され、府議会においてもその内容について審議を行いました。

平成27年5月地域創生戦略に関する特別委員会を設置

 大きな課題である「地域創生」について、府議会が積極的に関わっていくため、5月臨時会において特別委員会を設置

6月~9月「人口ビジョン」および「地域創生戦略」について審議

 本会議や特別委員会において、市町村との連携や少子化・産業・公共サービスなどについて質疑

7月 先進的な取り組みを調査

 島根県及び広島県において、中山間地域再生の取り組みの事例や、女性や地域の力を生かしたまちづくりの事例など、先行している他府県の取り組みを調査。


調査の様子


まちづくりの拠点を視察(島根県邑南(おおなん)町)

10月知事が「人口ビジョン」および「地域創生戦略」を策定

12月定例会

 12月定例会では、地域創生に関し、議員と知事などの間で活発な議論が展開されました。
 そのうち、代表質問で議員から出された意見を一部、紹介します。

  • 北部地域の出生率は全国平均を上回っているが、若年層の人口転出が大きい。今後、定住人口の増加策にしっかりと取り組むべき。
  • 相楽東部地域では、生活圏が他県に比重があるため、隣接県を含めたより広域での交流人口の増加策が必要と考える。
  • 地域創生戦略の課題解決には、政策の効果検証をより迅速にするためにPDCAサイクルを早めることが必要である。
  • 東京一極集中打破の象徴として、国の機関の地方移転を国に強く求めていくべき。
  • 地方創生の推進体制には、オール京都が参加でき、継続して運動を拡げていける特別の組織が必要である。
  • 地域創生戦略の内容は、公共サービスの切り捨てなど、重大な問題を抱えており、このような計画は見直すべきと考える。

※詳しい質問の内容や、それに対する知事の答弁については、府議会ホームページに掲載しています。
京都府議会 ネット中継

京都府の人口の推移


出典:総務省「国勢調査」「推計人口」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」

用語解説

人口ビジョン
 府の人口の現状を分析し、将来の展望を示したもの。

地域創生戦略
 「人口ビジョン」を踏まえ、平成27~31年度までを実施期間として、府の地域創生を目指した具体的な取り組みをまとめたもの。

 基本目標

  1. 京都の未来を拓く人をつくる
  2. 地域経済を活性化させ、仕事をつくる
  3. 京都への人の流れをつくる
  4. 持続可能で魅力と活力のある地域をつくる

委員会

 府議会では、専門的・能率的に審査・調査するために「常任委員会」を設置しているほか、その時々の必要に応じて「特別委員会」を設けています。各議員はそれぞれ委員会に所属し、定例会ごとに開催される委員会に出席し、議案や条例について審議しています。

常任委員会
  • 総務・警察
  • 府民生活・厚生
  • 文化・教育
  • 環境・建設交通
  • 農商工労働
特別委員会
  • 地域創生戦略に関する
  • 防災・危機管理対策
  • 関西広域連合に関する
  • 暮らしの安心・安全対策
  • スポーツ振興


地域創生戦略に関する特別委員会の様子

お問い合わせ

京都府議会事務局総務課広報広聴係

京都市上京区下立売通新町西入

ファックス:075-441-8398