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[心の健康について]

〈中年期の心の健康〉 中年期とは、惑いとこころの揺れの時期

中年期は、40歳から64歳の25年間をいい、身体的、社会的、家庭的、心理的に変化の多い時期です。また、安定と不安定、若さと老い、獲得と喪失が共存する時期であり、今まで積み重ねてきたものを問い直し、時には人生の危機に直面する時期でもあります。

これまで中年期とは、老いと死に向かって衰えていく時期という否定的なニュアンスでとらえられてきました。しかし、人生80年となった現代では、人生は一つの山ではなく、青年期から中年期の第1の山と中年期から老年期の第2の山があり、中年期は第1の山の尾根であると同時に、第2の山の出発点でもあります。これからは中年期を、新たな価値観にそって自分自身を作り上げていく充実の年代ととらえたいものです。

中年前期(40歳から55歳頃)

職場では

これまで最前線で働いていた立場から、上司や管理職といった立場にかわったり、人に教わる立場から、人を教え、指導する役割に転換を求められます。仕事上の自分の能力や地位の限界も見えはじめ、青年期に抱いた希望と現実のはざまで揺れ動くこともあります。

家庭では

子どもたちが思春期に入り、子ども中心の生活から、子どもは子ども、親は親というように生活が変化していきます。子どもたちは友達などのつきあいから家庭のルールにさまざまな変更を求めてきますし、老親の介護が必要になることもあります。それらの課題に柔軟に対応することで、父親、母親の役割も必然的に変化していきます。このように家庭の中のルールや役割が移り変わり、家族の中に揺れが起こってきます。

身体的には

体力に限界を感じたり、疲労回復に時間がかかったり、健康に関心が増すなどの変化が生じる時期です。生活習慣病(高血圧、糖尿病など)が起こりやすくなるのもこの時期です。また、女性の場合は、閉経などの生理的な変化も大きく影響してきます。

心理的には

社会的役割の変化、体力的な衰えなどから、今までのやり方ではどうもうまくいかないと感じ始め、「自分の人生はこれでよかったのか」「本当に自分のやりたいことは何なのか」という、自分の生き方、あり方そのものについて、見直しを迫られる時期でもあります。

中年後期(55歳から64歳)

職場では

定年を迎え、生活習慣すべてが変わる時期です。仕事中心の価値観にしばられていた人ほど、生活に空しさを感じ、自己のあり方を見つめ直すことが迫られる場合もあります。

家庭では

子どもたちが巣立ちする淋しさややりきれなさを経験する中で、改めて夫婦の関係をつくりなおす時期です。

身体的には

体力や目や耳などの感覚器の衰えに加え、老親や、同年配の人たちの重い病気や訃報に接する機会も増えることで、死ということが現実味をおびはじめます。

心理的には

社会的にも身体的にも「喪失」を体験する時期です。この喪失を受け入れ、自分自身の新たな人生の歩みを作り上げる時期でもあります。

 

メモ

 更年期とは?

[女性の場合]

更年期は、卵巣の働きが衰えてきて、ホルモンのバランスが崩れやすくなる、45歳頃から閉経(50歳前後に迎えます)を経て安定する55歳頃までの期間をいいます。この時期に起こるホルモンや自律神経の変化は、すべての女性にとって自然な経過で、「美しく老いる」準備期間でもあります。25%の人は何の変調もなく過ごし、50%の人は軽い心身の変調を自覚しますが、日常生活には差し支えありません。25%の人が更年期障害といわれる不快な症状に悩まされます。家庭や職場でのストレスは自律神経に影響し、更年期症状を重くします。

多くの女性は、症状があっても障害には至らず、更年期を通してより成熟した精神的な安定を持つようになります。

なお、男性にも更年期の問題が近年とりあげられるようになってきています。男性ホルモンの減少が原因と考えられます。

 更年期に特徴的な症状

  • 顔がほてる 汗をかきやすい
  • 腰や手足が冷えやすい
  • 息切れ、どうきがする
  • 寝つきが悪い、眠りが浅い
  • 怒りやすく、イライラする
  • くよくよしたり、憂うつになる
  • 頭痛、めまい、吐き気がよくある
  • 疲れやすい
  • 肩こり、腰痛、手足の痛みがある


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