[心の健康について]
〈依存症等の問題〉 アルコール依存症から抜けだすために
アルコール依存症から抜けだすためには、「断酒」が必要です。いったん、病気になってしまうと、適正飲酒や節酒では病気を克服することはできません。
また、一人で「断酒」し続けるのは容易なことではありません。
1専門機関での治療
お酒を飲まない環境を作り、お酒への依存によって生じた心身の不調を回復させるために、専門医療機関に入院・通院を通して治療をおこないます。
2断酒会等の自助組織への参加
「酒害からの回復」を共通の目標とする人たちが、お互いに支え合い、励まし合って、目標に向かっていくのが自助組織の活動です。
3酒害相談日の利用
お酒の問題で悩んでいる方々のために酒害相談日が設けられています。お近くの保健所にお尋ねください。また、精神保健福祉総合センターでも相談、セミナーをおこなっています。
4断酒宣言
せっかくアルコール依存症から回復しても、職場や学校に復帰をすると再飲酒の可能性は増大してきます。
しかし、一度アルコール依存症になれば、断酒し続けることが不可欠で、同時に、そのことは周囲の人たちにも知ってもらう必要があります。
ですから、たとえ酒席で勧められても、「自分は一杯であっても酒は飲めないのだ」と、周囲にはっきり断酒宣言をしましょう。