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京都府医療審議会第5回計画部会(平成29年11月10日開催)の審議概要

1開催日時

平成29年11月10日(金曜日)午後2時30分~午後4時15分

2場所

ルビノ京都堀川「加茂の間」

3審議の概要

保健医療計画の中間案について

事務局から中間案(下記1.~3.)を説明の上、審議

今後のスケジュールについて

事務局から各項目(下記1.~6.)についての取組状況、課題、次期計画における対策の方向性について説明

主な発言

1.保健医療計画の中間案について1.第1部総論第2部第1章地域の保健医療を支える人材の育成・基盤の整備
  • 医療分野だけでなく、福祉分野での人手不足が顕在化しており、人材育成の取組を継続して行っていただきたい。

→本計画では、在宅医療の項目を中心に福祉職の役割を記入しているが、高齢者健康福祉計画、障害者福祉計画においても対策を記載し、取り組んでいきたい。

  • 介護保険では「在宅」に介護老人保健施設、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅は含まれないが、本計画において「在宅等」の中に含めて記載するのであれば、用語の説明に明記すべきではないか。
  • 介護老人保健施設は在宅から外すべき。グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅、小規模多機能等については、住民票を施設に移せるか否かで判断すべきでは。

→誤解の生じないよう、定義・考え方を精査したい。

2.保健医療計画の中間案について2.第2部第2章患者本位の安心・安全な医療体制の確立
  • 医療的ケア児の在宅支援について、乳幼児だけでなく、就学前のこどもが保育所や幼稚園等での社会生活に慣れていくための支援についても取り組まれたい。
  • 救急医療について、高齢者が増加している問題を課題部分に明記できないか。
  • 在宅医療分野の栄養士の養成に係る取組についても計画に位置づけられたい。
  • 医薬分業率の数値目標について検討中となっているが、どのように検討しているか。
  • 京都府は後発医薬品使用率が全国に比べ低く、取組を強化してほしい。

→国と府の医薬分業率を比較し、数値目標を設定してまいりたい。後発医薬品使用率については、国の目標数値と、府の使用率・伸び率を勘案しながら設定してまいりたい。

  • 歯科保健対策として、周術期の患者や在宅療養者の支援を実施するため、訪問歯科診療拠点としての口腔保健センターの設置等を記述いただきたい。
  • 医療的ケア児の在宅支援として口腔機能管理にも取り組まれたい。
  • 医薬分業を医療資源の乏しい地域で推進することに関しては議論がある。府においても、医療圏ごとの地域性を考慮した検討が必要。
  • 医薬分業率を単に上げることには問題点もあるが、薬物療法の適正化の観点から、服薬管理の一元化を目指す結果として、医薬分業率が向上すると捉えていただきたい。
3.保健医療計画の中間案について3.第2部第3章健康づくりから医療、介護まで切れ目のない保健医療サービスの提供第3部計画の推進
  • 医療従事者の確保については、全国平均との比較のみでなく、各医療圏の実態に即して、必要量を勘案し成果指標を定めていただきたい。
  • 禁煙対策については、最近普及している電子たばこについても、啓発を進めるべきであり、計画上も科学的根拠の収集に努めるなどの位置づけをしてはどうか。

→電子たばこについては、低減されてはいるものの、紙たばこと同様の有害物質を含んでいるとの研究結果が蓄積されつつある。諸外国の中には、電子たばこが紙たばこに置き換われば、病気のリスクが減るという見方もあるが、一定の対応が必要かと考えている。

  • 地域の医療資源を最大限活かし対策を進めるためには、地域で合意形成を図る仕組みとして地域保健医療協議会・地域医療構想調整会議の役割が非常に重要であるため、計画の推進体制における位置づけを強化して取り組んでいただきたい。
  • 脳卒中、心血管疾患の維持期に係る対策として、リハビリテーション体制の整備だけでなく、外来診療等の中での再発予防・重症化予防についても記載すべき。
  • がん患者の方の就労支援については、働きながら治療を行われている方も多く、相談窓口のみでなく、両立支援コーディネーターといった施策も位置づけてはどうか。
  • 北部地域において障害者に歯科治療を行う診療所を設けているが、人員等の充実についても、口腔ケア対策の中で記載を検討いただきたい。

配布資料

 

 

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