こう素のパワーを試そう
説明
酸素は生物にとってなくてはならないものですが、酸素の一部が変化して有害な活性酸素ができることがあります。
そんなとき、カタラーゼというこう素が働くと活性酸素の一種である過酸化水素は、分解されて安全な酸素になります。
さっそく、野菜に含まれているカタラーゼの働きを見てみましょう
用意するもの
- 野菜(ダイコン、ジャガイモ、キュウリ、メロン)
- オキシドール(過酸化水素の商品名です)
- おろし金
- ガーゼ
- カップ
- 試験管
- 氷水
- 熱湯
実験1
- 野菜をおろし金ですりおろします(用意した野菜のうち、ひとつ選んで、すりおろしてください)
- すりおろした野菜をガーゼに包んで絞り、出てきた汁をカップにとります
- 試験管に野菜の絞り汁を少し入れて(1~2mLくらい)、そこにオキシドール1mLを加えて、試験管をゆっくり振り混ぜます
- しばらくようすを観察しましょう
解説
アワがでてきましたね。
このアワの正体は酸素です。野菜のカタラーゼが、有害な過酸化水素を分解して酸素を発生させたので、アワができたのです。
では、カタラーゼについて、もう少しくわしく調べてみましょう。
実験2
- 試験管を3本用意して、同じ量ずつ、野菜の絞り汁を入れます
- そのうち1本の試験管を、熱湯(やけど注意)の中に沈めておきます
- また別の試験管のうち1本を、氷水の中に沈めておきます。
- それぞれの試験管に、オキシドール1mLを加えて、試験管をゆっくりふりまぜます。 そのまま、ようすを観察します。
解説
カタラーゼは、生物の体内で働くタンパク質です。低温や高温にさらされると、こう素の働きは弱くなってしまいます。
カタラーゼは、たいていの生き物が持っていて、過酸化水素をすみやかに分解します。人間のからだでは、とくに肝ぞうや赤血球にたくさん含まれています。

