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こう素のパワーを試そう

説明

酸素は生物にとってなくてはならないものですが、酸素の一部が変化して有害な活性酸素ができることがあります。
 そんなとき、カタラーゼというこう素が働くと活性酸素の一種である過酸化水素は、分解されて安全な酸素になります。
 さっそく、野菜に含まれているカタラーゼの働きを見てみましょう

用意するもの

  1. 野菜(ダイコン、ジャガイモ、キュウリ、メロン)
  2. オキシドール(過酸化水素の商品名です)
  3. おろし金
  4. ガーゼ
  5. カップ
  6. 試験管
  7. 氷水
  8. 熱湯

実験1

  1. 野菜をおろし金ですりおろします(用意した野菜のうち、ひとつ選んで、すりおろしてください)
  2. すりおろした野菜をガーゼに包んで絞り、出てきた汁をカップにとります
  3. 試験管に野菜の絞り汁を少し入れて(1~2mLくらい)、そこにオキシドール1mLを加えて、試験管をゆっくり振り混ぜます
  4. しばらくようすを観察しましょう

解説

アワがでてきましたね。
 このアワの正体は酸素です。野菜のカタラーゼが、有害な過酸化水素を分解して酸素を発生させたので、アワができたのです。
 では、カタラーゼについて、もう少しくわしく調べてみましょう。

実験2

  1. 試験管を3本用意して、同じ量ずつ、野菜の絞り汁を入れます
  2. そのうち1本の試験管を、熱湯(やけど注意)の中に沈めておきます
  3. また別の試験管のうち1本を、氷水の中に沈めておきます。
  4. それぞれの試験管に、オキシドール1mLを加えて、試験管をゆっくりふりまぜます。 そのまま、ようすを観察します。

解説

 カタラーゼは、生物の体内で働くタンパク質です。低温や高温にさらされると、こう素の働きは弱くなってしまいます。
 カタラーゼは、たいていの生き物が持っていて、過酸化水素をすみやかに分解します。人間のからだでは、とくに肝ぞうや赤血球にたくさん含まれています。

 

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