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府民公開講座「健康長寿社会の実現に向けた『iPS細胞』の活用について」を開催しました

京都府保健環境研究所では、府民の皆様の健康の保持・増進と環境の保全のため、各種試験・検査・調査研究を行っています。

今回、府政の重要課題である「健康長寿」をテーマとし、府民の皆様に知識を深めていただくとともに、本研究所の仕事についてより知っていただくため、府民公開講座を開催しました。

11月20日(月曜日)の開催日、会場の新・都ホテルには、約140名の参加がありました。


講演「『iPS細胞』研究のこれまでとこれから」

 京都大学iPS細胞研究所 中川 誠人氏から、iPS細胞が作られた経緯やES細胞との違い、また培養方法などiPS細胞の基礎的知識を解説いただき、さらに、自分の細胞をストックし将来に役立てる「再生医療用iPS細胞ストックプロジェクト」の紹介などの講演をいただきました。 

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講演「iPSテクノロジーの活用で医薬・医療分野の未来を拓く」

 (株)iPSポータル 小林 義史氏から、現在難病であるFOP(進行性骨化性線維異形成症)の治療や、ワクチン製造への利用などの最新の研究紹介をはじめ、創薬分野の現状と課題などをわかりやすく説明いただきました。 

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講演・実習「『iPS』細胞を実際に見てみよう! ~保健環境研究所の業務紹介~」 

 iPS細胞や、iPS細胞から作成した、動いている心筋細胞を、実際に顕微鏡で観察する実習を行いました。 
また、実験室の様子やiPS細胞を取り扱う時の服装をビデオで解説し、当研究所でiPS細胞を取り扱うために倫理審査を受けたこと等を説明しました。

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参加者の声

 

・iPS細胞の実物を見られて感動した。

・これからの医療に是非役立っていけばよいと思った。

・難しい内容を分かりやすく説明してもらえて、良い講演だった。

・今後もこのような講座を継続していくことにより、府民に役立つと思う。

そのほかにも、興味深かった、参考になったという感想が寄せられました。

 

  

お問い合わせ

健康福祉部健康福祉総務課 保健環境研究所 企画連携課

京都市伏見区村上町395

ファックス:075-612-3357

hokanken-kikaku@pref.kyoto.lg.jp