[豆知識] 茶の成分とおいしい入れ方

 お茶の成分と効能

 茶葉には、タンパク質、脂質、炭水化物、無機成分などが含まれていますが、苦味、渋味、甘味、旨味といった茶味と関連のある成分は、カフェイン、タンニン、アミノ酸です。
 カフェインは軽い苦味を持ち、代表的な効能は中枢神経興奮作用です。疲労回復に役立ち爽快な気分にさせてくれます。
 タンニンは苦味と渋味のもとになる成分で、整腸作用、殺菌作用、血圧上昇抑制作用などがあリます。
 アミノ酸は甘味と爽快な旨味のもとになる成分で、テアニンがその代表です。
 茶味成分の他にお茶の色を決定する大切な色素の葉緑素や香りの成分となる100種類余りの精油を含み、ビタミンCを多く含みます。
 それぞれの含有量は、茶の製法や品種により異なり、遮光して作る玉露には、カフェインやアミノ酸が多くタンニンは少なく、ビタミンCは煎茶に最も多く合まれています。

 お茶の標準的な入れ方と茶味成分量

 お茶をおいしく入れるには茶葉の量、お湯の量、お湯の温度、出す時間がポイントとなリます。
 お茶の標準的な入れ方を表に、この方法で入れたお茶1杯分に、茶味成分がどのくらい含まれているのかを図に示しました。
 玉露にはアミノ酸がカフェイン、タンニンの約2倍量含まれておリ、甘露な茶味となるのはこのためです。
 煎茶ではタンニンがアミノ酸と同じ位含まれ、渋みの加わった爽やかな味となります。
 番茶とほうじ茶では、タンニンがずば抜けて多いため素朴な風味を味わえるという訳です。

お茶の標準的な入れ方

 お茶の種類 茶量 湯量   湯の温度 出す時間 
 玉露3人分  10g  60ml  50度  2分半
 煎茶(上級)3人分  6g  170ml  70度  2分
 煎茶(中級)5人分  10g  430ml  90度  1分
 番茶5人分  15g  650ml  熱湯  30秒
 ほうじ茶5人分  15g  650ml  熱湯  30秒


お茶一杯分に含まれる茶味成分のグラフ

 [引用文献]茶の入れ方研究会:茶の入れ方の検討、茶業研究報告、第40号(1973)
下徳敏雄ほか、茶の入れ方と化学成分の溶出量との関係、茶業研究報告、第55号(1982)

 

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