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平成17年1月12日 京都府庁保健福祉部健康対策室
寒さが厳しくなり、全国の高齢者施設でウイルスによる集団胃腸炎の報告が相次いでいます。私たちの京都府も例外ではありません。十分な手洗いやうがいを心がけ、感染しないよう予防に気をつけるとともに、疑わしい症状が出たら早めに医療機関を受診するようにしましょう。
おもに冬に発生するウイルス性食中毒の原因ウイルスです。これまでもノロウイルスによる胃腸炎は毎年12月から3月をピークにして全国的に流行しています。
汚染された食品(貝類など)や飲料水からの経口感染(ウイルス性食中毒の原因になります)と、ヒトからヒトへの糞口感染(患者さん糞便や吐物またはそれらに汚染されたものを介して経口的に感染する)があります。
体内にウイルスが入ってから1−2日後に激しい吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などの症状が出ます。特に嘔吐の頻度が高い傾向にあり、かつて"冬季嘔吐症"と呼ばれていたほどです。風邪に似た症状で始まることもあります。
十分な手洗いと調理器具の洗浄によりウイルスを洗い流すことが一番です!特に糞便や吐物の処理には、手袋を着用するなどの細心の注意を払いましょう。またノロウイルスは加熱により死滅しますので、食品の十分な加熱(85度、1分以上)、調理器具の加熱消毒が有効です。細菌性食中毒と違って、ウイルスは食品中で増えることはなく毒素も産生しません。
ノロウイルスに対して抗ウイルス剤といった特異的な治療法はありませんが、一般に症状は軽く、対症療法でほとんどの患者さんが数日で軽快します。ただし、免疫力の十分でない高齢者や乳児などでは重症化することがあり、入院が必要になることもあります。
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