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ウエストナイル熱は、ウエストナイルウイルスを持つ 蚊に刺されることによって感染するウイルス感染症です。8割の方は無症状で経過し、残りの2割の方も通常1週間以内で回復する、もともと予後の良好な病気 です。
従来からアフリカや西アジア、ヨーロッパなどで患者 の報告がありました。しかし1999年にはじめてアメリカ大陸での患者が報告されたこ と、またこの際脳炎などの重症患者や死者が報告されたことから、大きな注目を集めるようになりました。
現在ではウイルスの分布・患者の発生はともにアメリ カ大陸全土(米国、カナダ、メキシコ)に拡がっています。しかし日本では、現在までに国内感染例やウエス トナイルウイルスの存在は確認されていません。またこのウイルスは、ヒト−ヒト、ヒト−蚊−ヒト感染はしません。
* 厚生労働省からの報告によると、今回確認された方は帰国前に滞在した米国において感 染した可能性が高く、一時発熱・頭痛・発疹などの症状があったようですが、すでに回復されているとのことです。
鳥と蚊の感染サイクルでウイルスは維持されます。ヒ トはウイルス感染蚊に刺されることによって感染します。ヒトからヒトへの感染は現在のところ報告されていません。
2割の方が2〜14日の潜伏期を経て、突然の発熱 (39度以上)、頭痛、筋肉痛や発疹、リンパ節の腫れなどの症状で発症しますが、通常1週間以内で回復します。8割の方は無症状です。しかし、感染者の約 1%に脳炎など重篤な症状が現れ死に至ることもあり、その多くは高齢者と報告されています。
症状を軽くする対症療法が主になります。
現在のところワクチンはありません。肌の露出を少なくしたり防蚊剤を使用したりするな ど、ウイルス浸淫地域では蚊に刺されないように注意しましょう。
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