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<平成23年第52週>平成23年12月26日〜平成24年1月1日

今週のコメント

 インフルエンザの定点あたりの報告数が増加しています。
 第50週には、京都府0.42、全国1.98でしたが、第51週には京都府1.07、全国3.34、第52週には京都府1.79、全国3.75でした。京都府では第51週にインフルエンザ流行入りの指標である定点あたりの報告数1.0を超えており、流行入りしています。
 インフルエンザの予防としては、まずワクチンの接種が挙げられます。とくにハイリスク者といわれる高齢者や妊婦、乳幼児、また慢性心疾患や慢性呼吸器疾患、慢性腎疾患、糖尿病などの患者さん、治療上抵抗力が落ちている患者さんでは、肺炎や気管支炎などインフルエンザの合併症が重篤となる危険が高くなるため、積極的なワクチン接種が勧められます。
 一方で、インフルエンザワクチンはインフルエンザの発症を完全に抑えてくれるわけではないことや、他の原因による感冒を予防してくれるわけでもないことにも注意が必要です。
 したがって、ワクチンを接種していても、疲労をためないようにしたり、外出後などに手洗いを励行するようにすることは大切です。
 また感染を広げないためにも咳をするときには、マスクをしたり、しぶきが飛ばないように口を覆ったりするようにしましょう(“咳エチケット”)。なおインフルエンザウイルスは湿気に弱いため、部屋が乾燥しないよう部屋を加湿するのも良いでしょう。

(1月6日更新)

  全数報告の感染症

分類 報告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が11件報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 急性脳炎が1件、バンコマイシン耐性腸球菌感染症が2件報告されました
 
定点把握の対象となる5類感染症

定点当りの報告数の多い上位5疾患


■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当りの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 8.17 9.97
2 インフルエンザ 1.79 3.75
3 水痘 1.58 2.46
4 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.72 1.37
5 手足口病 0.68 0.39

■基幹定点

細菌性髄膜炎が1件、マイコプラズマ肺炎が4件報告されました


■眼科定点

流行性角結膜炎が1件報告されました

■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移


先週からの推移は次の通りです
第1位疾患は変動はなく「感染性胃腸炎」です。定点当りの報告数は 8.34→8.17 でやや減少。先週4位の「インフルエンザ」が第2位になりました。 1.07→1.79 とやや増加です。 以下、第3位「水痘」 1.67→1.58 、第4位「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」 1.33→0.72 、第5位「手足口病」 0.88→0.68 となっています。


疾患ごとのページへのリンク

■京都府

インフルエンザ 咽頭結膜熱 A群溶血性連鎖球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水痘
手足口病   伝染性紅斑   突発性発疹   百日咳   ヘルパンギーナ  
流行性耳下腺炎   急性出血性結膜炎   流行性角結膜炎

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