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<平成24年第6週>平成24年2月6日〜平成24年2月12日

今週のコメント

 全国のインフルエンザの定点あたりの報告数は、前週42.62から第6週40.34と今シーズン初めて減少しました。
 先週初めて減少となった県は引き続き減少あるいは横ばいで、京都府含め新たに減少に転じる都府県もあります。
 一方で増加傾向にある道県もあり、全体として減少したとはいえ、報告数が多い状態には変わりなく(インフルエンザ(H1N1)2009 が流行した2008/2009シーズンのピーク時よりも多い)、引き続き注意が必要です。
 また感染性胃腸炎も第2位と多く、ノロウイルスによる食中毒の事例も京都府を含めて全国各地で報告されています。
 厚労省が集計している食中毒事例のトップはノロウイルスによるものです。ノロウイルスによる食中毒の場合、原因は食品自体が汚染されている場合(牡蠣などの二枚貝が有名です)、また調理者の手から直接あるいは調理器具を介して二次的に食品が汚染される場合があります。
 食中毒以外の感染の仕方としては、ウイルスを多量に含む嘔吐物や排泄物を処理する際に口に入ったり(あるいは自らの手を介して体に付着したものが口に入って)、嘔吐物や排泄物が乾燥して塵のように舞ったものが口に入ることで感染すると考えられています。
 嘔吐物などの処理にあたっては、乾燥してしまう前に処理を行うこと、またノロウイルスにはアルコール消毒が無効であることから塩素系消毒剤を用いること、自分の手などに直接付着しないようにすること、よく洗うことが大切です。衣服などについては、そのまま洗濯機に入れてしまうと、他の衣服にウイルスが付着する原因となりますから、まず消毒する必要があります。
 具体的には、厚労省のホームページなどインターネットのホームページで処理の方法を紹介しています。ご参照ください。

(2月20日更新)

  全数報告の感染症

分類 報告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が1件報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 レジオネラ症が1件報告されました
5類感染症 アメーバ赤痢が2件、梅毒が1件報告されました
 
定点把握の対象となる5類感染症

定点当りの報告数の多い上位5疾患


■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当りの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 33.43 40.34
2 感染性胃腸炎 5.77 7.06
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.11 1.99
4 水痘 1.04 1.37
5 マイコプラズマ肺炎 0.57 0.84

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎が4件報告されました


■眼科定点

流行性角結膜炎が9件報告されました

■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移


先週からの推移は次の通りです
第1位は先週と変わらず「インフルエンザ」です。定点当りの報告数は 41.57→33.43 と著しく減少しました。
第2位も先週と同じく「感染性胃腸炎」 5.56→5.77 です。第3位「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は 0.83→1.11 で先週5位より上位に入りました。
以下、第4位「水痘」(先週3位) 0.94→1.04 、第5位「マイコプラズマ肺炎」(先週4位) 0.86→0.57 となりました。


疾患ごとのページへのリンク

■京都府

インフルエンザ 咽頭結膜熱 A群溶血性連鎖球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水痘
手足口病   伝染性紅斑   突発性発疹   百日咳   ヘルパンギーナ  
流行性耳下腺炎   急性出血性結膜炎   流行性角結膜炎

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