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<平成25年第7週>平成25年2月11日〜平成25年2月17日

今週のコメント

 第5週、インフルエンザの定点あたりの報告数は全国で3週続けて減少し、16.31となりました。関東地方では警報が解除された都県も出ています。京都府では第7週17.01と2週続けて減少しています。
 患者数はまだまだ多く、シーズン後半にはB型インフルエンザが増える傾向があります。B型インフルエンザウイルスは主にヒトに感染し、大きな変異をせず流行は局所的にとどまり大流行にはつながりにくいと考えられています。症状のみでA型、B型の区別ができるわけではありませんが、腹痛や嘔吐などの腹部症状や筋炎はB型に多いと言われています。B型の症状が軽いというわけではなく、重症化することもありますので同様に注意が必要です。
今季A型インフルエンザウイルスに感染しても、B型に対する抗体ができるわけではなく、同じシーズン中にB型にも感染することもあります。引き続き自らの感染予防、また周囲への感染拡大予防のため、手洗い、咳エチケットを心がけ、体調を整えるようにしましょう
 なお、風しん報告数が引き続き増加しています(第7週76人 全国で147人)。関東を中心とし、次いで大阪府、兵庫県での報告が多くなっており、特に東京での報告が突出しています(第7週 60人、第1〜第7週の累積 369人)。 風しんは大人が罹患すると、発熱や発しん、関節痛など症状が強く現れることが多いとされています。
 また妊婦が感染すると、胎児に感染し、先天性風しん症候群の原因になる場合があります。現在、中1年生相当、高校3年性相当の方への定期接種(この年代への定期接種は今年度末までの5年間限定の措置です)が行われていますが、成人の方も風しんの予防接種をしていない方、特に妊娠可能な女性とそのご家族は、予防接種をご検討ください

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が1件報告されました
3類感染症 パラチフスが1件報告されました
4類感染症 レジオネラ症が1件報告されました
5類感染症 報告がありません

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 17.01 16.31
2 感染性胃腸炎 6.40 7.29
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.30 1.67
4 水痘 1.00 1.04
5 突発性発しん 0.22 0.41

■基幹定点

報告がありません

■眼科定点

急性出血性結膜炎が1件、流行性角結膜炎が3件報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 115 23.00
中丹西 85 17.00
中丹東 117 14.63
南丹 215 23.89
乙訓 103 17.17
山城北 311 19.44
山城南 105 21.00
京都市 1007 15.03
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