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<平成25年第24週>平成25年6月10日〜平成25年6月16日

今週のコメント

 引き続き風しんの報告が続いています。京都府では17人、累積では188人となりました。全国では累積で既に1万人を超えており、東京都を中心とした関東、大阪府を中心とした関西からの報告が多数を占めています。 地域的に報告の多寡はありますが、地方へのさらなる拡がりが懸念されています。なお先天性風しん症候群は、今年これまでに6例の報告があります。
 また腸管出血性大腸菌の報告が3例ありました。腸管出血性大腸菌は、食中毒の原因の一つでもあります。食中毒の原因のうち、ウイルスによるものは冬に多く、ノロウイルスが原因のほとんどを占めます。一方細菌によるものは、夏に多い傾向があります。
 腸管出血性大腸菌夏場に多く報告され、初夏から秋にかけて、とくに8月前後を中心に報告が多くなる傾向があります。食材中にはウイルスや細菌などの病原体がみられることがありますが、保存や調理に際し食材を適切に扱うことで、より安全に料理を楽しむことができます
 暑さが本格化していくこの時期、厚労省の食中毒に関するホームページなどを参考にしていただき、食中毒予防のポイントを再確認してください。   

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が2件報告されました
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症が3件報告されました
4類感染症 報告がありません
5類感染症 ウイルス性肝炎と梅毒が各1件、風しんが17件報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 5.41 5.47
2 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.69 2.16
3 水痘 1.34 1.35
4 突発性発しん 0.43 0.66
5 手足口病 0.36 1.33

■基幹定点

報告がありません

■眼科定点

流行性角結膜炎が2件報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 11 2.75
中丹西 - -
中丹東 5 1.00
南丹 33 6.60
乙訓 10 3.33
山城北 13 1.30
山城南 5 1.67
京都市 48 1.17
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