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<平成25年第41週>平成25年10月7日〜平成25年10月13日

今週のコメント

 手足口病の報告はさらに減少、RSウイルス感染症の報告は先週とほぼ同様で推移しています。
 感染性胃腸炎の報告がやや増加しています。例年今後数週間より急増する傾向があります。徹底した手洗いが予防対策の一つとなりますので、普段から心がけるようにしましょう。
 デング熱の報告があり、京都府では10件目となりました。蚊が媒介するウイルス感染症で、3〜7日の潜伏期間の後に突然の発熱で発症し、筋肉痛、関節痛、眼の奥の痛みを伴います。体幹から拡がる発疹を伴い、7日間ほどの経過で改善します。デング出血熱と呼ばれる病態も知られており、血小板減少、出血傾向、ショックを来すこともあります。日本での感染はなく、推定感染地は、日本人の旅行先として人気の東南アジアなどのアジア諸国が多くなっています。毎年世界中で5千万人から1億人の患者の発生が推定されています。デングウイルスに対する抗ウイルス薬は無く、症状に応じて鎮痛剤の投与や輸液が行われます。またワクチンはなく、予防は蚊に刺されないようにすることです。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が1件報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 デング熱が1件報告されました
5類感染症 アメーバ赤痢と後天性免疫不全症候群が各1件報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 2.31 3.07
2 手足口病 1.50 1.67
3 RSウイルス感染症 0.81 1.21
4 水痘 0.65 0.57
5 流行性角結膜炎 0.65 0.48

■基幹定点

無菌性髄膜炎が1件報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎が11件報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の手足口病地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 9 2.25
中丹西 1 0.33
中丹東 14 2.80
南丹 8 1.60
乙訓 2 0.50
山城北 9 1.00
山城南 6 2.00
京都市 62 1.51
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