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<平成25年第44週>平成25年10月28日〜平成25年11月3日

今週のコメント

 RSウイルス感染症の報告は先週とほぼ同様の水準で推移しています。乳幼児に対しては重症化することがありますので、注意が必要です。感染経路は飛沫感染や接触感染です。気道分泌物の付着した物の扱いに注意し、手洗いとうがいを徹底してください。
 感染性胃腸炎の報告が少し増加してきています。ピークはまだ先ですが、寒くなるとともに増加する傾向にあります。手洗いを心がけてください。
 風しんの報告が6週ぶりに1件ありました。全国的には16件の報告となっています。昨年末からの風しんの大流行は収束していますが、風しんに感染した妊婦から出生した胎児の先天性風しん症候群の報告が今週3件あり、これで累計22件になりました。来年2月頃までさらに増加が予想されています。今後先天性風しん症候群を増やさないため、子どもを産む年齢を迎えている方で、まだ風しんにかかったことがなく、予防接種を受けていない方や妊婦の夫やその他同居家族の方に対して、ワクチンの接種が推奨されます。京都府予防接種相談センターや各保健所にご相談ください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が2件報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 風しんが1件報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 3.20 4.12
2 水痘 1.21 0.84
3 手足口病 1.18 1.09
4 RSウイルス感染症 0.97 1.34
5 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.87 1.17

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎と感染性胃腸炎(ロタウイルス)が各1件報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎が10件報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の感染性胃腸炎地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 2 0.50
中丹西 20 6.67
中丹東 30 6.00
南丹 3 0.60
乙訓 12 3.00
山城北 32 5.33
山城南 1 0.33
京都市 127 3.10
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