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<平成26年第13週>平成26年3月24日〜平成26年3月30日

今週のコメント

 インフルエンザの定点あたりの報告数は、9.36件と、さらに減少しました。丹後、南丹保健所、京都市伏見区以外は、警報が解除されました。全国での直近5週間のインフルエンザウイルスの検出割合は、B型が一番多くなり、次いでAH1pdm09、AH3亜型の順になっています。オセルタミビル及びペラミビル耐性のAH1pdm09株の検出の報告は、さらに拡大し、16都道府県となっています。うがいや手洗い、外出時のマスク、咳エチケットを引き続き心がけてください。
 感染性胃腸炎の報告は横ばいで推移しています。依然ノロウイルスによる集団感染の報告が続いています。手洗いを徹底してください。
 昨年の第51週から第6週までで終息した麻しんの報告ですが、先週1件、今週1件と新たな報告がありました。全国的に麻しんの報告が増加しています。今週時点で、全国で231件と昨年の2.7倍になっています。海外渡航者の感染およびその感染拡大が報告されており、また感染者の多くは、ワクチン未接種者および1回接種者となっています。麻しんの検査診断のアルゴリズムが改訂されていますので、ご確認ください。  2006年度以降、麻しん・風しん混合ワクチンは、1歳児の第1期および小学校就学前1年間の第2期の2回定期接種となっています。小学校の入学準備に、2回目の麻しん・風しんワクチンの接種をしてください。第2期でまだ麻しんと風しんの予防接種をそれぞれ2回ずつ受けていないお子さまは、 かかりつけ医とよく相談し、2015年3月31日までに受けてください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が6件報告されました
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症が1件報告されました
4類感染症 報告がありません
5類感染症 麻しんが1件報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 9.36 12.13
2 感染性胃腸炎 4.81 5.70
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.13 1.68
4 水痘 0.42 1.01
5 咽頭結膜熱 0.32 0.33

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎と感染性胃腸炎(ロタウイルス)が各1件報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎が3件報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 93 18.60
中丹西 38 7.60
中丹東 61 7.63
南丹 93 10.33
乙訓 49 8.17
山城北 146 10.43
山城南 39 7.80
京都市 604 8.88
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