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<平成26年第35週>平成26年8月25日〜平成26年8月31日

今週のコメント

 咽頭結膜熱 の報告が再び増加 し、高水準で推移しています。南丹保健所管内および京都市右京区で、警報レベル に達しています。接触感染や飛沫感染で感染します。タオルや食器は共用せず、手洗いを徹底してください。 
 流行性角結膜炎 の報告は先週と同様で、京都市右京区で警報レベル に達しています。感染力が強く、集団感染が問題になることがあります。タオルは共用せず、眼脂は手でこすらず、手洗いを徹底するなど気をつけてください。 
 腸管出血性大腸菌感染症の報告が2件あり、累計54件となりました。第23週以降毎週報告されています。腸管出血性大腸菌は、汚染された水や食品などを介して経口感染し、食中毒の原因菌としても知られています。また患者や保菌者の便からも二次感染します。例年6月から10月頃までの時期に多く報告されています。食肉を十分加熱処理し細菌を死滅させることや、調理前・食事前に手洗いを十分に行うことで予防を徹底してください。 
 京都府では今回の代々木公園周辺でのデング熱の国内感染症例の報告はありませんが、厚生労働省より報告されていますのでご参照ください。デング熱は、3〜7日の潜伏期間の後に突然の発熱で発症し、筋肉痛、関節痛、頭痛、眼の奥の痛みを伴うことが多く、また発症後3〜4日後より胸部や体幹から広がる発疹を伴います。多くは7日間ほどの経過で改善します。稀にデング出血熱となり重篤化することがありますので、注意が必要です。詳細については、デング熱に関する国立感染症研究所ホームページをご参照ください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が4件 報告されました
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症が2件 報告されました
4類感染症 レジオネラ症が1件 報告されました
5類感染症 報告がありません
全数報告一覧へ

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 2.92 3.28
2 咽頭結膜熱 0.95 0.41
3 流行性角結膜炎 0.94 0.74
4 ヘルパンギーナ 0.77 2.25
5 手足口病 0.58 1.03
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

報告がありません

■眼科定点

流行性角結膜炎が17件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の咽頭結膜熱地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 5 1.25
中丹西 - -
中丹東 3 0.60
南丹 7 1.40
乙訓 2 0.50
山城北 3 0.33
山城南 1 0.33
京都市 49 1.20
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