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<平成26年第40週>平成26年9月29日〜平成26年10月5日

今週のコメント

 第40週、RSウイルス感染症の報告は先週と比べやや減少しました。例年今後増加することが予想されます。乳幼児の重篤化に注意し、手洗いとうがいを励行してください。
 感染性胃腸炎の報告がやや増加しています。例年今後数週間より急増することが予想されます。徹底した手洗いが予防対策の一つとなりますので、普段から心がけるようにしましょう。
 さて、ユニセフは、10月15日を世界手洗いの日として定め、「正しい手洗い」を普及すべくキャンペーンを行っています。感染症の予防に欠かせない手洗いの正しい方法を、多くの子供たちに知ってもらうことを目的としています。日本ユニセフ協会の「世界手洗いの日」プロジェクト・ウェブサイトをご参照ください。
 デング熱の報告が1件あり、京都府では累計4件となりました。いずれも海外感染症例です。京都府では、デング熱の国内感染症例の報告はありませんが、国内でデング熱に感染した方がこれまで158名報告されています。デング熱は、3〜7日の潜伏期間の後に突然の発熱で発症し、筋肉痛、関節痛、頭痛、眼の奥の痛みを伴うことが多く、また発症後3〜4日後より胸部や体幹から広がる発疹を伴います。多くは7日間ほどの経過で改善するとされています。海外渡航歴のない場合であっても、デング熱が疑われる患者を診察された際には、速やかに最寄りの保健所へ連絡してください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が2件 報告されました
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症が1件 報告されました
4類感染症 デング熱とレジオネラ症がそれぞれ1件 報告されました
5類感染症 アメーバ赤痢・梅毒と麻しんがそれぞれ1件 報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 3.52 3.13
2 水痘 0.59 0.59
3 RSウイルス感染症 0.57 0.92
4 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.49 1.26
5 流行性角結膜炎 0.44 0.55

■基幹定点

感染性胃腸炎(ロタウイルス)が1件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎が8件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の感染性胃腸炎地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 4 1.00
中丹西 19 6.33
中丹東 32 6.40
南丹 6 1.20
乙訓 24 6.00
山城北 35 3.50
山城南 2 0.67
京都市 142 3.46
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