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<平成26年第48週>平成26年11月24日〜平成26年11月30日

今週のコメント

 第48週、感染性胃腸炎の報告が続いています。京都市左京区で、定点あたり22.5件となり、引き続き警報レベルに達しています。また京都市西京区、右京区、東山区、南区、乙訓保健所管内、中丹西保健所管内で、定点あたり10件以上の報告となっています。手洗いによる予防を心がけてください。また嘔吐物の適切な処理にご留意ください。
 RSウイルス感染症の報告がさらに増加しています。乳幼児では、上気道にとどまらず、細気管支炎や肺炎を合併することがあります。さらに乳児では、呼吸器の症状がはっきりしないまま無呼吸をきたすことがあり注意が必要です。感染経路は飛沫感染や接触感染です。手洗いとうがいを励行してください。
 インフルエンザの報告が増加し、京都府では定点あたりの報告が、1.21件となりました。昨年より4週間早い流行期入りとなりました。京都府内でも学級閉鎖の報告が出てきています。今後の本格的な流行の前に予防接種を受けるとともに、飛沫感染対策としての咳エチケット、十分な栄養と休養、外出時のマスク着用、外出後の手洗いなど、予防対策を心がけてください

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が6件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 報告がありません

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 8.05 7.66
2 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.46 2.40
3 RSウイルス感染症 1.41 1.74
4 インフルエンザ 1.21 1.90
5 水痘 1.12 1.17

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎が1件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎が5件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の感染性胃腸炎地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 5 1.25
中丹西 34 11.33
中丹東 31 6.20
南丹 27 5.40
乙訓 47 11.75
山城北 62 6.89
山城南 - -
京都市 390 9.51
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