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<平成28年第5週>平成28年2月1日〜平成28年2月7日

今週のコメント

平成28年第5週の報告です。
 インフルエンザの京都府下での定点医療機関当たり報告数が、先週の15.91から24.77に増加しました。乙訓地区の警報レベルが継続し、山城北地区、南区・左京区・西京区が新たに警報レベルとなりました。外出後の手洗いや部屋の湿度を保つなどの予防策をとり、症状があるときは人混みを避けて咳エチケット・マスク着用を徹底するなど、感染拡大を予防するようご配慮下さい。
 感染性胃腸炎の京都府全体での定点あたり報告数は7.07件とやや減少しましたが、西京区の警報レベルが継続しています。ノロウイルスは新型の流行が懸念されています。石けんでの手洗いや食品の取り扱いに留意し、感染者の嘔吐物や便は次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系の漂白剤などで消毒処理を行って下さい
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告は増加が続き、定点あたり1.85件でした。
 全国的な流行の兆しがある流行性耳下腺炎は、定点あたりの報告数がやや減少し0.55件、中丹東では警報レベルが継続しています。引き続きご注意下さい。伝染性紅斑の報告は定点あたり0.34に減少しましたが、例年の同時期より報告が多い状態が続いています。咽頭結膜熱の定点あたりの報告数はやや増加し0.41件でした。
 全数報告対象の感染症については、結核およびカルバペネム耐性腸内細菌感染症がそれぞれ1件侵襲性肺炎球菌感染症4件報告されました。
 インフルエンザの流行拡大が顕著です。マスク着用・加湿や石けんによる手洗いなど、基本的な対策を継続して頂きますようお願いします

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核が 1件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 カルバペネム耐性腸内細菌感染症が 1件、侵襲性肺炎球菌感染症が 4件 報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 24.77 34.66
2 感染性胃腸炎 7.07 7.55
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.85 3.63
4 流行性耳下腺炎 0.55 0.75
5 流行性角結膜炎 0.44 0.72

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎が 2件、
感染性胃腸炎(ロタウイルス)が 6件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎が 8件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
丹後 98 19.60
中丹西 72 14.40
中丹東 178 22.25
南丹 220 24.44
乙訓 175 25.00
山城北 484 30.25
山城南 105 21.00
京都市 1715 25.22
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