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<平成30年第2週>平成30年1月8日〜平成30年1月14日

今週のコメント

平成30年度第2週の報告です。
インフルエンザの報告数は今週また増加し、定点あたり22.32件となっています。先週に引き続き、中丹西、南丹、山城南警報レベルとなっており、丹後、中丹東、乙訓、山城北では注意報レベルとなっています。京都市内では南区警報レベルとなっているほか、北区と東山区をのぞく全地域注意報レベルとなっています。地区を問わず感染が拡大していますので、予防を心がけてください。 感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は、4.71件とよこばいです。京都市左京区では警報レベルが持続しています。流行は完全に収束はしていませんのでご注意ください。
中丹西で出血性結膜炎の報告がありました。
全数報告対象の感染症は、結核が12件、カルバペネム耐性腸内細菌感染症百日咳が それぞれ 1件 、後天性免疫不全症候群が 2件、侵襲性肺炎菌感染症が 5件 報告されました。
また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が2件、眼科定点から急性出血性結膜炎が1件、流行性角結膜炎が2件 報告されました。
全国的にインフルエンザの報告数が急増しています。西日本を中心に感染が拡大していますが1月下旬から2月にかけて感染のピークを迎えることが予想されています。2017年第49週〜2018年第1週までに検出されたウイルスの状況をみると、AH1pdm09が最も多く、次いでB型、AH3型の順でした。インフルエンザは飛沫感染、接触感染で伝播します。飛沫感染対策としての咳エチケット(咳が出ている人がマスクをする)、接触感染対策としての手洗い等を徹底してください。また高齢者や持病で治療中のかたは重症化のリスクが高くなります。医療・福祉施設へ訪問する際は症状が疑われる方は自粛してください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 12件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 カルバペネム耐性腸内細菌感染症百日咳 が それぞれ 1件 、後天性免疫不全症候群 が 2件、
侵襲性肺炎菌感染症 が 5件 報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 22.32 26.44
2 感染性胃腸炎 4.71 5.29
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.79 1.88
4 RSウイルス感染症 0.30 0.45
5 水痘 0.25 0.38

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎 が 2件 報告されました

■眼科定点

急性出血性結膜炎 が 1件、流行性角結膜炎
2件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 156 22.29
山城北 457 26.88
山城南 183 36.60
南丹 286 31.78
中丹西 155 31.00
中丹東 124 15.50
丹後 153 25.50
京都市 1298 18.81
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