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<平成30年第3週>平成30年1月15日〜平成30年1月21日

今週のコメント

平成30年度第3週の報告です。
インフルエンザの報告数は今週急増し、定点あたり43.67件と警報レベルに入りました。南丹の57.89件を筆頭に府内全地域で定点あたり30件の警報レベルを超えています。京都市内でも北区と下京区をのぞくすべての区警報レベルとなっています。地区を問わず感染が拡大していますので、予防を心がけてください。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は、5.10件とよこばいです。京都市左京区では警報レベルが持続しています。
全数報告対象の感染症は、結核が7件、レジオネラ症が1件、アメーバ赤痢 ・ カルバペネム耐性腸内細菌感染症 ・ 急性脳炎 ・ 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 ・ 梅毒百日咳 が それぞれ1件 報告されました。 また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が2件、眼科定点から流行性角結膜炎が6件 報告されました。
第3週にはいり全国的にインフルエンザが大流行しています。感染者数は全国で第2週と比べ100万人以上増加し、京都府内の学級閉鎖数ものべ300件を超えています。ワクチンを接種したかたも感染するリスクはあります。手洗い、うがいを徹底してください。また、ワクチン接種を行った場合、発熱などの症状が出にくいことがあります。周囲にインフルエンザに感染した方がおられ、関節痛や呼吸器症状などが出た場合は早めに受診し検査をうけるようにしてください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 7件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 レジオネラ症 が 1件 報告されました
5類感染症 アメーバ赤痢カルバペネム耐性腸内細菌感染症急性脳炎劇症型溶血性レンサ球菌感染症梅毒
百日咳 が それぞれ1件 報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 43.67 51.93
2 感染性胃腸炎 5.10 6.18
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.40 2.65
4 流行性角結膜炎 0.33 0.73
5 突発性発しん 0.21 0.35

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎 が 2件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 6件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 360 51.43
山城北 806 47.41
山城南 198 39.60
南丹 521 57.89
中丹西 299 59.80
中丹東 313 39.13
丹後 318 53.00
京都市 2688 38.96
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