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<平成30年第7週>平成30年2月12日〜平成30年2月18日

今週のコメント

平成30年度第7週の報告です。
インフルエンザの報告数はピークをこえ、定点あたり29.40件まで減少しました。先週までに引き続き、府内の全地域警報レベルとなっており、山城北で37.18件、南丹で36.56件、中丹西で35.80件報告されています。京都市内でも北区以外の全地域警報レベルとなっています。引き続き感染対策に努めてください。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は、3.45件とよこばいです。
全数報告対象の感染症は、結核が12件、侵襲性肺炎球菌感染症梅毒がそれぞれ 2件 報告されました。
また、基幹定点から、マイコプラズマ肺炎が1件、ロタウイルスによる感染性胃腸炎が2件、眼科定点から、流行性角結膜炎が1件 報告されました。
今週報告のあった梅毒の報告数が増加傾向にあります。2017年第4四半期の届け出数は1418例で第3四半期(1621例)より減少しましたが、昨年同時期(1203例)よりも増加しています。京都府では第4四半期は18例と第3四半期(30例)よりもやや減少しています。年齢でみると、男性は20代から40代まで幅広いですが女性は20代前半に多いという結果でした。女性、および男性同性間の梅毒では無症候性梅毒の割合が高く早期発見、早期治療が重要であるといえます。また妊娠中の感染は子供にも重篤な障害がでることがあります。梅毒は早期には軽い皮膚症状のみで消長することもあるので、検査により感染の有無を確認することが必要です。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が12件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 侵襲性肺炎球菌感染症梅毒 が それぞれ2件 報告されました

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 29.40 29.65
2 感染性胃腸炎 3.45 4.05
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.13 2.10
4 RSウイルス感染症 0.18 0.36
5 突発性発しん 0.17 0.29

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎 が 1件、
感染性胃腸炎(ロタウイルス) が 2件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 1件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

** グラフに入っていませんが「咽頭結膜熱」が京都府定点当り:0.17(全国:2.26)で「突発性発しん」と同じ第5位です

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 216 30.86
山城北 632 37.18
山城南 173 34.60
南丹 329 36.56
中丹西 179 35.80
中丹東 210 26.25
丹後 185 30.83
京都市 1781 25.81
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