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<平成30年第37週>平成30年9月10日〜平成30年9月16日

今週のコメント

平成30年第37週の報告です。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は、3.25件、RSウイルス感染症は2.43件と上位をしめています。その他の感染症は先週までと比べて著変ありません。
全数報告対象の感染症は、結核が11件、腸管出血性大腸菌感染症が1件、デング熱が1件、レジオネラ症が2件、急性脳炎・後天性免疫不全症候群侵襲性肺炎球菌感染症がそれぞれ1件、百日咳が4件報告されました。また、基幹定点の報告として、流行性角結膜炎が15件報告されました。
デング熱の報告がありました。デング熱は決して死亡率の高い疾患ではありませんが、まれにデング出血熱など重症化して死に至ることがあります。デング熱、ジカウイルス感染症、マラリア、チクングニア熱など、蚊媒介感染症への対策にご留意ください。具体的には、野外活動では長袖・長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きは避け、虫除け剤を使用して蚊に刺されないようご対応下さい。気温が低下し蚊の活動性があがっていますので注意してください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 11件 報告されました
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 が 1件 報告されました
4類感染症 デング熱 が 1件 、 レジオネラ症 が 2件 報告されました
5類感染症 急性脳炎後天性免疫不全症候群侵襲性肺炎球菌感染症 が それぞれ1件 、百日咳 が 4件 報告されました
全数報告一覧へ

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 3.25 3.65
2 RSウイルス感染症 2.43 2.46
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.17 1.38
4 手足口病 0.96 1.14
5 流行性角結膜炎 0.83 1.06
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

報告がありません

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 15件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の感染性胃腸炎地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 11 2.75
山城北 24 2.40
山城南 - -
南丹 1 0.20
中丹西 15 5.00
中丹東 9 1.80
丹後 4 1.00
京都市 186 4.33
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