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<平成30年第39週>平成30年9月24日〜平成30年9月30日

今週のコメント

  平成30年第39週の報告です。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は、2.58件、RSウイルス感染症は1.44件と減少しています。その他の感染症は先週までと比べて著変ありません。
全数報告対象の感染症は、結核が4件、A型肝炎が1件、カルバペネム耐性腸内細菌感染症風しん が それぞれ1件、梅毒が 2件、百日咳 が3件報告されました。また、基幹定点の報告として、細菌性髄膜炎が1件、流行性角結膜炎が13件報告されました。
風疹の報告が続いています。今週も1週間で新たに104人の新規風疹患者が報告され、今年の累積患者が770人になりました。1週間あたりの患者数は3週連続100人を超えています。東京都、千葉県、神奈川県などの首都圏での報告は依然多いですが、大阪でも13件の報告があり、京都府でも患者がみられています。他の呼吸器感染症が増加する時期でもあり皮疹などがでていない段階では風疹と気づかないこともあります。妊婦に感染することによって引き起こされる先天性風疹症候群は命にかかわる疾患です。ワクチンを接種したか記憶にない方は抗体価の確認をおすすめします。過去に感染したと思っている方も検査で確認することを検討してください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 4件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 A型肝炎 が 1件 報告されました
5類感染症 カルバペネム耐性腸内細菌感染症風しん が それぞれ1件、梅毒が 2件、百日咳 が3件 報告されました
全数報告一覧へ

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 2.58 2.99
2 RSウイルス感染症 1.44 1.70
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.78 1.24
4 流行性角結膜炎 0.72 1.01
5 手足口病 0.58 0.86
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

細菌性髄膜炎 が 1件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 13件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の感染性胃腸炎地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 12 3.00
山城北 15 1.50
山城南 - -
南丹 4 0.80
中丹西 12 4.00
中丹東 4 0.80
丹後 9 2.25
京都市 143 3.33
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