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<平成30年第46週>平成30年11月12日〜平成30年11月18日

今週のコメント

 感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は5.04件となっています。その他の感染症は先週から著変ありません。京都市左京区感染性胃腸炎が定点あたり21.00件と先週に続き警報レベルとなっています。また、乙訓左京区では水痘注意報レベルとなっています。
 全数報告対象の感染症は、結核が12件、カルバペネム耐性腸内細菌感染症風しんが それぞれ1件、侵襲性肺炎球菌感染症が2件、梅毒百日咳が それぞれ3件報告されました。また、基幹定点の報告として、マイコプラズマ肺炎が1件、流行性角結膜炎が7件報告されました。
 今年流行拡大をみせている風しんの患者数が全国で2032人となり2012-13年以来となりました。1週間当たりの新規患者数は139人と3週連続で減少していますが、大阪府や福岡県ではまだ増加しており注意が必要です。また梅毒の患者数も5955人で過去最多となっています。東京や大阪、愛知、神奈川など大都市を中心に感染が広がっています。疾患に対する正しい知識をもち、症状が出た際は速やかに医療機関を受診して感染拡大を防ぐようにしてください。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 12件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 カルバペネム耐性腸内細菌感染症風しん が それぞれ1件 、 侵襲性肺炎球菌感染症 が 2件、
梅毒百日咳 が それぞれ3件 報告されました
全数報告一覧へ

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 5.04 5.91
2 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.84 2.43
3 手足口病 0.51 0.79
4 流行性角結膜炎 0.39 0.79
5 水痘 0.37 0.46
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎 が 1件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 7件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の感染性胃腸炎地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 27 6.75
山城北 42 4.20
山城南 - -
南丹 14 3.50
中丹西 19 6.33
中丹東 11 2.20
丹後 4 1.00
京都市 266 6.19
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