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<令和元年第19週>令和元年5月6日〜令和元年5月12日

今週のコメント

平成31(令和元)年第19週の報告です。
感染性胃腸炎は定点あたり5.05件の報告がありました。乙訓での伝染性紅斑は定点あたり3.25件と今週も引き続き警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核が8件、腸管出血性大腸菌感染症が1件、侵襲性肺炎球菌感染症が3件、風しんが1件報告されました。
また、基幹定点の報告としてロタウイルスによる感染性胃腸炎が4件報告されました。眼科定点の報告として流行性角結膜炎が2件報告されました。
国立感染症研究所から麻しんの累積報告がありました。2019年の5月5日までの患者数は467人となり、流行が見られた2014年を上回るペースとなっています。2018年は海外からの旅行者を発端とした集団発生や、外国人就労者を発端とした集団発生、医療機関から広がった集団発生がありました。麻しんは多くの国で流行しており、国際イベントの開催等による訪日者の増加にともない海外からの持ち込みが予想されます。持ち込まれても感染が拡大しないよう、抗体保有率を高く維持すること、感染リスクが高い集団でのワクチン接種、患者の早期発見、感染拡大予防が重要となります。疑わしい症状を見た場合は麻しんを念頭において検査、対応をお願いします。

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 8件 報告されました
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 が 1件 報告されました
4類感染症 報告がありません
5類感染症 侵襲性肺炎球菌感染症が 3件、 風しんが1件報告されました
全数報告一覧へ

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 5.05 5.23
2 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.31 1.89
3 インフルエンザ 0.90 0.74
4 伝染性紅斑 0.57 0.68
5 咽頭結膜熱 0.39 0.49
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

感染性胃腸炎(ロタウイルス) が 4件
報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 2件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の伝染性紅斑地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 13 3.25
山城北 6 0.60
山城南 - -
南丹 - -
中丹西 - -
中丹東 - -
丹後 - -
京都市 25 0.58
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