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<令和2年年第3週>令和2年年1月13日〜令和2年年1月19日

今週のコメント

令和2年第3週の報告です。
インフルエンザは定点あたり16.65件、感染性胃腸炎は定点あたり4.22件報告されています。その他の感染症の報告数に大きな変化はありません。インフルエンザは先週に続き山城南、南丹、京都市南区で警報レベルとなっています。その他京都市北区、下京区を除くすべての地域で注意報レベルとなっています。中丹西でA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が警報レベルとなっています。水痘が京都市伏見区で警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核が10件、E型肝炎が1件、劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件 、梅毒が 2件報告されました。基幹定点から、マイコプラズマ肺炎が2件、眼科定点から流行性角結膜炎?が3件報告されました。
中華人民共和国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス関連肺炎は感染者数の報告が増加し日本での患者の発生も報告されています。中国国内では人から人への感染は認められるものの、日本においては武漢市に滞在歴がある方の発症のみで人から人への感染は報告されていません。
府民のみなさまにおかれましては、本疾患に限らず風邪やインフルエンザ予防のためにも咳エチケットや手洗いなどの感染対策を行うことが重要です。
医療機関のみなさまにおかれましては、発熱と呼吸器症状を訴える患者さんに対しては武漢市への渡航歴や感染が疑われる方との接触例を聴取するなどスクリーニング、感染対策をお願いします。今後の情報については厚労省、国立感染症研究所のホームページも参考にしてください。
・厚生労働省
「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
・国立感染症研究所
「コロナウイルスに関する解説及び中国湖北省武漢市等で報告されている新型コロナウイルス関連肺炎に関する情報」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-corona/9305-corona.html
・京都府「感染症緊急情報」
http://www.pref.kyoto.jp/kentai/260903kansenkinkyuu.html

全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 10件 報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 E型肝炎 が 1件 報告されました
5類感染症 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 が 1件 、 梅毒 が 2件 報告されました
全数報告一覧へ

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 インフルエンザ 16.65 16.73
2 感染性胃腸炎 4.22 5.99
3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.48 2.44
4 水痘 0.34 0.30
5 RSウイルス感染症 0.29 0.27
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

マイコプラズマ肺炎 が 2件 報告されました

■眼科定点

流行性角結膜炎 が 3件 報告されました

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週のインフルエンザ地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 154 22.00
山城北 367 21.59
山城南 124 24.80
南丹 178 19.78
中丹西 63 12.60
中丹東 139 17.38
丹後 123 20.50
京都市 950 13.77
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