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京都ジョブパーク 総合就業支援拠点

障害をその人の個性として受けとめ合う(株式会社日昇館 日昇館尚心亭)

株式会社日昇館 日昇館尚心亭女将の野村様にお話いただきました。(2017年5月)

旅館および料理飲食店営業。従業員数47人。うち障害者16人(重度15人)。障害のある社員の業務は館内の清掃、食器洗い、大浴場の清掃、パン焼き等。京都はあとふる認証企業

障害者雇用のきっかけ・経緯

1992年当時は、人手不足により外国人・高齢者雇用・学生アルバイトなどを試しましたが、長続きしませんでした。そのような時、障害者支援団体から障害者の雇用を考えてみないかとお声掛けをいただいたのがきっかけです

当初は障害者雇用について知識がなく、全てが手さぐりでとにかくやってみるという心構えで、まずは自立訓練センターからご紹介いただき、実習に取り組んでもらいました。一定期間の実習を経て採用という流れをつくり、まずは出来る仕事に挑戦してもらいその後、他の仕事もできるのではと共に考えながら作業範囲をひろげてまいりました。

また、1997年に知的障害者援護施設テンダーハウスの開設にかかわり、現在では就労移行支援事業、就労継続支援B型事業に加え、デイサービスやグループホームと広げています。社員一人ひとりの生活支援のお手伝いになればと思っています。

職場での工夫

障害をもつ社員には、館内の清掃、大浴場の清掃を主に食器洗い、パン焼きなど直接お客様と接する事以外の全ての業務を任せて作業を行ってもらっています。旅館には様々な作業があり、それぞれ得意、不得意があるので、本人の適性を見極めながら適材適所の配置を心掛けています。

またイラスト入りの分かりやすい作業マニュアルや安全に行える工夫を声がけしていますが、サービス業の質を確保するためフロアごとにその日のチームで作業しています。そのフロアではリーダーに業務の進歩管理などのフォローをお願いしています。

また毎日のミーティングを朝、昼に行い朝は個々の業務課題を伝え昼にはその進歩状況を確認し、一人ひとりのスキルアップのための指導を女将自ら行っています。その他に定期的にセミナーを開催し仕事や生活する上での大切なことをみんなで学んでいます。

就労継続のためには、本人、会社、保護者の連携が不可欠と考えています。そこで保護者会をつくり、日常のコミュニケーションを深めるとともに旅行等にも参加してもらい保護者の連携も深めて頂いております。

 


朝のミーティング風景


当館自慢の足湯。
従業員の力で気持ちよく使っていただいています。

 

経営者の想い

障害者手帳を持っているから、ここまでしかできないとは思っていません。企業に就職したら任せた仕事は責任をもってほしい。まして私どもはサービス業であり、お客様へのサービスの質を落とすことはできません。そのためには、『誰のための仕事なのか』という意識づけを常にしています。入社した社員の素質を見つけ、わが子のようにその原石を磨き伸ばすためには過保護はだめだと考えます。仕事の工夫や一定の配慮は大事ですが、企業の仕事として当たり前のことをちゃんと行えることが大切です。本人の成長と自立を考えると、会社という枠組みの中で仕事を通じて社会を学び、そして共に働く仲間からお互いに学びあうことが重要だと思います。

 

お問い合わせ

京都障害者雇用企業サポートセンター

ご利用時間 月曜~土曜日/9時~17時(日・祝、年末年始休み)
電話:075-682-8928
ファックス:075-682-8944

Eメール:support@kyoto-jobpark.jp


〒601-8047
京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ内

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