京都ジョブパーク 総合就業支援拠点

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3.「採用」ステップ

障害者雇用の場合は一般採用とは少し異なり、本人の特性・能力と業務とのマッチングをより丁寧にすることがキーとなります。

これを疎かにすると、本人の能力が十分発揮できないことや定着できないということに繋がるからです。

マッチングのためには現場実習という手段を用いることが一般的です。実習で本人と企業双方の納得性を高めた上で、採用へとつなげていきます。

「採用」ステップの時点で押さえておくべき具体的な内容は以下を参照してください。

 (1)採用計画の作成

障害者雇用の場合は本人の特性・能力と業務とのマッチングをより丁寧にすることがキーとなります。そのために現場実習を活用されることをお勧めします。求人したからと言ってすぐに人材が見つかるとも限りません。採用計画には、現場実習の期間を織り込むとともに余裕をもって取り組むことが肝要です。

 採用計画の考え方を知りたい

まず具体的にどのような業務を担ってもらいたいのか、それぞれの業務に何人採用したいのかを決めることが先決です。

そして、具体的な業務場所での現場実習が大切です。現場実習は、求職者、企業双方にとってマッチングのために大切なものです。お互いに最初は緊張していたり遠慮していたりして普段どおりにいかないこともあります。できれば最低1週間程度は実習期間を設けることで、お互いが納得できる実習になることでしょう。

 どのルートを使って採用すればよいか知りたい

大学新卒については、障害者枠での新卒採用という方法で募集できますが、新卒求職者には限りがあるため必ずしも希望に沿った採用ができない場合が多くあります。

そこで一般的には、ハローワークに障害者求人枠で求人票を出すことや民間の有料人材紹介会社に依頼することになります。

なお、ハローワークに求職者登録している方は必ずしも現場実習を希望している方ばかりではありませんので、現場実習を希望する場合は、ハローワークだけでなく、以下の支援機関に相談することをお勧めします。

1.京都ジョブパーク

2.特別支援学校

3.高等技術専門校

4.障害者就業・生活支援センター

5.民間の障害者支援事業所

いずれの支援機関でも現場実習後の採用時にはハローワークを通すことになり、助成金を受けることができる場合もあります。

なお、特別支援学校の場合、採用できる時期は卒業してからになります。卒業年の前年の秋ごろに内定を出す企業が多いと聞いているので、計画的な実習受入の検討が必要です。

FAQ

 (2)実習によるマッチング

障害者雇用の場合は本人の特性・能力と業務とのマッチングをより丁寧にすることがキーとなります。そのために現場実習を活用されることをお勧めします。

 実習の考え方(重要性、職場風土づくり)を知りたい

障害者雇用においては特性への個別配慮が必要な場合があります。

本人の特性・能力と業務や職場環境とのマッチングをより丁寧にすることがキーとなりますが、現場実習が有効です。

できるだけ具体的な業務場所での現場実習が大切で、本人の特性にあわせて、実習中に必要な業務改善を実施し、配慮すべきことを見極めると採用後の業務遂行がスムーズです。

本人・企業のどちらかが納得いかないまま雇用に至った場合には、結果として就労定着できないこともありますので、双方が納得できるようにコミュニケーションをとりながら現場実習を進めることが大切です。コミュニケーションを十分にとるために支援機関からジョブコーチ等の支援を受けることもできますので必要に応じて活用してください。

また、障害者雇用に不慣れで、まずは風土づくりをしたいという場合には、採用を前提としない実習生を受け入れることで障害のある方と働くという経験ができます。

求職者の中には様々な企業で働く体験をしたいという方もいるので、採用を前提としない実習のニーズもあります。支援機関に相談して具体的な実習内容を決めることをお勧めします。

 どうすれば実習生を受け入れることができるか知りたい

採用前の現場実習に関しては様々なルートがあります。

1.京都ジョブパーク

2.特別支援学校

3.高等技術専門校

4.障害者就業・生活支援センター

5.民間の障害者支援事業所

6.ハローワーク

等に依頼できます。

なお、特別支援学校の場合、採用できる時期は卒業してからになります。卒業年の前年の秋ごろに内定を出す企業が多いと聞いています。

また、ハローワークの場合、求人票を出していることが条件になります。

依頼したからと言ってすぐに実習生が見つからない場合も多くあります。

実習生を受け入れる時に大切なことは、まず、やってもらう業務を決めることであり、その指導・管理体制を準備することです。初めて実習生を受け入れる時には、指導者は障害者雇用に関しての最低限の知識を習得しておくことが大切です。そのために、京都障害者雇用企業サポートセンターが実施しているセミナーを受講することをお勧めします。

実習時には、基本的に給与は不要です。実習時のケガなどの保険については、実習の送り出し側が加入することが多いので送り出し側に確認してください。

なお、京都ジョブパークはあとふるコーナーで実施している実習等については、以下を参考にしてください。

FAQ

 (3)求人と採用者の決定

現場実習を活用した場合、マッチングができれば具体的な採用作業に入ります。現場実習をしない場合も含めて、採用面接や入社時面接等、採用決定のポイントを押さえておくことが大切です。

 求人方法を知りたい

障害のある方の求人の場合は、ハローワークに障害者枠の求人票を出すことでできます。詳しくは、ハローワークにお尋ねください。

 面接のポイントを知りたい

障害のある方の面接において、何をどの程度まで確認する必要があるか、確認してもよいか迷う企業担当者がおられます。もちろん一般的な採用面接と同様に、就職と無関係なことや障害者差別につながることは聞いてはいけませんが、それを気にするあまり本人の障害特性やそれを踏まえた配慮事項等に触れないとなれば、採用面接としての意味が薄れてしまいます。合理的配慮のために必要な情報は、本人の意思を確認した上で聞き取ることが大切です。

<京都障害者雇用企業サポートセンターの事例集>に面接のポイントを解説したものがありますので参考にしてください。

 入社時に確認すべきこと等、留意点を知りたい

一般的な入社時の確認事項をベースに、配慮すべき事項について詳しく確認します。

障害の特性、通院状況、具体的に配慮が必要なこと、緊急連絡先等、入社面接で確認できなかったことも本人の了承を得て確認するとよいでしょう。ただし、これらの情報が差別につながらないようにマネジメントすることが大切です。

また、京都障害者雇用企業サポートセンターが実施しているセミナーでは、より具体的な事例を学ぶこともできますのでご活用ください。

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京都障害者雇用企業サポートセンター

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