京都ジョブパーク 総合就業支援拠点

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4.「定着」ステップ

職場定着のためには、業務改善と能力開発が重要です。これらは一般人事でも同じですが、特に障害者雇用の場合は、現場で責任者を決めて丁寧なマネジメントをすることが必要です。現場の知恵を出して職場改善をしていくことが大切です。

「定着」ステップの時点で押さえておくべき具体的な内容は以下を参照してください。

 (1)定着のマネジメント

障害者雇用において定着のマネジメントは重要です。

採用後、実際に現場で働き始めてからではなく、計画・採用時点からマネジメントは始まっていると意識しておくことが大切です。

「障害者雇用お役立ち情報箱」トップページで示した基本ステップに沿って障害者雇用の準備をしてきたことを実践するのが定着マネジメントです。

 定着のために必要なマネジメントの考え方を知りたい

採用してから定着マネジメントを考えるというよりは、これまでのステップで準備してきたことを継続させていくことになります。

基本の考え方は、どうすれば戦力として活躍してもらえるかということです。戦力化することと定着はイコールです。

やるべきことは、<業務選定の考え方を知りたい>で述べた「業務改善」と「能力開発」を絶え間なく実践することです。これは一般的なマネジメントで行っていることと同じです。ただし、障害者雇用においては「同じ視点で少し丁寧なマネジメント」が大切です。

マネジメント体制として重要なのは、キーパーソンの明確化、現場リーダーと人事担当者との連携です。これらは<現場リーダーはどのようなことをすればよいか知りたい>や<現場と人事・総務部門はどのように連携すればよいか知りたい>を参照してください。

また、外部支援機関との連携は重要です。すべてを企業内で解決するには限界もあります。日常的に外部支援機関と連携が取れるようにしておくことをお勧めします。連携すべき外部支援機関は採用時に本人が所属していた支援機関です。もし採用時に支援機関が明確になっていない場合は、障害者就業・生活支援センターに登録してもらうように本人に要請されることをお勧めします。

 定着マネジメントの事例を知りたい

定着マネジメントの手法に正解はありません。それぞれの現場環境、本人の特性によって異なるからです。定着マネジメントの考え方をベースにつくりこんでいかれることをお勧めします。

ただし、他社の事例から学べることは多くあります。できるだけ多くの他社事例を参考にされることをお勧めします。

FAQ

 (2)業務改善

定着マネジメントの考え方に沿って業務改善に取り組むことが大切です。

 業務改善の考え方を知りたい

<業務選定の考え方を知りたい>で述べたように、本人の特性を見極めて得意な業務を選定する、できないことをできるように工夫する、やりやすいように工夫する等の業務改善が重要です。

そしてさらに一歩進めて、担当の業務だけでなく前後の業務を改善することや、業務プロセス全体を見直すことが大切です。

障害者雇用をきっかけに全体の生産性向上にもつながります。

 業務改善の事例を知りたい

他社の事例から学べることは多くあります。できるだけ多くの他社事例を参考にされることをお勧めします。

FAQ

 (3)職場環境改善

定着マネジメントの考え方に沿って職場環境改善に取り組むことが大切です。

 職場環境改善の考え方を知りたい

<職場環境づくり>で述べたように、ハード・ソフトの両面から改善を図ることが大切です。

最適な職場環境は常に変化します。定着マネジメントとしてキーパーソンや管理職に求められていることは、常に職場を観察し、変化を違和感として認知できる感性といえます。

 職場環境改善の事例を知りたい

他社の事例から学べることは多くあります。できるだけ多くの他社事例を参考にされることをお勧めします。

 障害のある方の就業を助ける機器の貸出しについて知りたい

高齢・障害・求職者雇用支援機構で様々な支援機器を借りることができます。詳しくは、就労支援機器のページ(外部リンク)を参照してください。

 職場環境改善のための助成制度を知りたい

国や府の助成金・補助金を活用できる場合があります。詳しくは、各種助成金・補助金を参照してください。

FAQ

 (4)能力開発

定着マネジメントの考え方に沿って能力開発に取り組むことが必要です。

 能力開発の考え方を知りたい

<業務選定の考え方を知りたい>で述べたように、本人の意思を確認しながら少しずつ業務の幅を広げ、少しずつ高い目標にチャレンジすることを繰り返していくことをお勧めします。

定着マネジメントとしてキーパーソンや管理職に大切なことは、本人と丁寧なコミュニケーションを取り、本人の得意・不得意を見極め、本人が希望する領域で成長することです。

 アビリンピック(障害者技能競技大会)について知りたい

毎年開催されているアビリンピックを活用することは障害のある社員の能力開発に有効です。

これに出場して能力発表をすることを目標に、モチベーションを維持して日頃の能力開発に励むことができます。様々な競技種目がありますので、業務に応じた種目に出場できます。地方大会で優秀な成績を収めた方は全国大会へ進むことができます。詳しくは、以下を参照してください。

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お問い合わせ

京都障害者雇用企業サポートセンター

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