行政文書解題 「ひ」から始まる文書
2007年09月03日更新
琵琶湖疏水事務所文書
京都府疏水事務所が設置されていた明治18(1885)年から同23年までの主として、琵琶湖疏水工事に直接関係する書類全248冊。京都府は明治18年3月、京都府庁内に疏水事務所を設置し、本格的に工事に着手した。同年8月、疏水事務所の派出所を、工事の最も困難な第一隧道畔の滋賀県藤尾村に設置し、さらに10月、工事に関する事務がますます繁雑になったことから、同地に疏水事務所を移した。明治21年1月、疏水事務所を藤尾村から蹴上に移転し、明治23年6月、疏水事務所は廃止され、特別市制であることから、残務は府庁内で執られた。書類の内容は、工事の現場における建築費、木材費、煉瓦費、土地買上費、測量費、堀川費、器械費、雑費等の支出票類、飲料水工事費請求控、予算差引簿、物品類の請払・上納簿及工事日誌、日記類等の他、木材工事シャフトエ場、大津工場、山科工場、煉瓦製造場、東口工場、蹴上工場等の各現場の工事日報類、材料運搬月計簿、職工名簿などからなる。(京都市水利事務所文書・京都市水路事務所文書、参照)。
