行政文書解題 「か」から始まる文書
2007年09月03日更新
勧業場及諸工場規則
明治4(1871)年2月、京都府は民業を勧奨し、物産の富殖を目的として上京区河原町二条下ルに勧業場を設置し、そこを勧業課の出張所として勧業事務を行なった。これはその勧業場の建設をはじめ、第2代知事槇村正直が積極的に勧業施策を進めた時期(明治4~13年頃)の勧業施設の規則、勧業事務に関わる規則等を1冊にまとめたもの。主なものとしては、勧業場、養蚕場、授産所、織工場、牧畜場、女紅場、博覧会社、婦女職工引立会社、藍品輸入会社等の規則、勧業基立金其外府限取立税目等調書等がある。
官国幣社明細帳
京都府内の官国幣社に関する基本台帳28冊。
内務省は一般の神社の由緒、財産などについて明治12(1879)年に一定の様式を定め、同15年に再調整を達して明細帳を作成させた(神社明細帳の項参照)。また別に官国幣社についても明細図書の作成が進められ、明治15(1882)年頃に京都府から内務省に提出された。これは一般の神社明細帳と同様に鎮座、祭神、座数、由緒、例祭、建物、境内、付属地、摂末社等のほか、建築物の図面や修理等の明細が詳しく記載され、境内外図や見取図などの絵図が多く添付されている。この明細図書は府内の官国幣社9社についてのみで、他の官国幣社の明細帳は建物の新築修繕、境内地の変更等の申請の際に添付された明細書や図面、大正12(1923)年頃作成の明細書等をまとめたものである(後掲一覧参照)。明治27(1894)年に由緒由来等について調査した一三カ条取調書が合綴されているものもある。また、明細帳の他に明細帳付録が1冊ある。これは明細図書などの異動について、明治38(1905)年8月から大正13(1924)年まで日付順に記録されており、必要に応じ図面が貼付されている。以下は神社ごとの内容であるが、とくに作成年月が不明であるものについては、もとのままとする。
賀茂御祖神社=明細図書、石清水八幡宮=明細帳図面、桧尾神社=明細図書、同(本社之分)、平野神社=明細書(明治15)、明細帳附図、稲荷神社=由緒調査書、貴船神社=(合綴)明細図書・取調書(明治27)、大原野神社=(合綴)明細図書・取調書(明治27)、明細帳附図、吉田神杜=明細図書、北野神社=明細図書、明細帳(大正12)、明細帳附図、白峰宮=明細図画、明細帳、豊国神社=明細帳、同図面、護王神社=(合綴)明細図書(明治19)・神饌所新設一件(明治34)、建勲神社=明細帳、梨木神杜=明細帳、出雲神社=明細図書(明治20)、明細帳、籠神杜=明細図書、明細帳(大正12)、明細帳(昭和5)、例祭特殊神事ニ就テ(昭和20)。
