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行政文書解題 「み」から始まる文書

行政文書解題 [総合資料館]

2007年09月03日更新

峰山藩制度取調

峰山藩支配下町村明細帳(宝暦3(1753)年)、明和~安永年間峰山藩主参勤交代道中記、寛政六年御仕置五人組帳、御館絵図等、近世の峰山藩に関する史料5点。このうち長岡村明細帳と御仕置五人組帳の2点は、「維新以前民政資料蒐集目録並解題」に記載されている。このことからこの史料は、明治44(1911)年から45年にかけて実施された維新以前民政制度の調査並びに資料蒐集事業の際に、中郡役所が収集し、そのまま郡役所内に保管していたものとみられる。その後大正15(1926)年の郡役所廃止にともない、昭和4(1929)年に京都府庁に引継がれたと考えられる。なお、この史料について京都帝国大学の調査があったことが、郡役所の簿冊引上げのための調査報告書により知ることができる。この他に峰山藩に関する史料として、中郡役所文書「峰山藩制度取調書」があるが、これは明治19(1886)年から20(1887)年にかけて実施された町村沿革調査の際に、中郡役所が作成提出した原議である。

宮津藩政記録

宝暦年間(1751~64)から明治初年までの宮津藩(のち、宮津県となり、さらに豊岡県の管下となる)の藩(県)政にかかわる文書385点。これらは、もと与謝郡役所で保管していたが、郡役所の廃止にともない昭和4(1929)年、京都府へ移管された。

明治2(1869)年6月、版籍奉還により、旧宮津藩主本庄氏は、中央政府から藩知事に任命され、ひきつづき藩政を統轄した。明治4年7月14日廃藩置県によって、宮津藩は廃止されて宮津県が置かれ、さらに同年11月2日の府県統廃合で、宮津県は廃止されて豊岡県管下となった。その後、明治9(1876)年8月21日には、豊岡県も廃止されて、丹後5郡は、丹波の天田郡とともに京都府へ編入された。宮津藩政記録は、宮津藩・宮津県ならびに豊岡県宮津支庁時代に作成編綴された文書・記録である。

内容は、中央政府や宮津藩の布告、藩庁の役用記録や日記、藩制、財政、法制、治民記録などのほか、東京、西京、江州に置かれた御用所、,出張所等との往復文書、家臣の履歴や身分禄高、.任免等の人事記録などと多岐にわたっている。

各文書の形態や大きさは、一定していないが冊子形態のものが多い。なかには、堅紙や折紙、切紙、続紙があり、級数も一紙から数紙だけといったものもかなり多くみられ、小帳や横帳形状のものも約20点ある。また、紙背文書も数点含まれている。

個別にみると、古い時代のものでは、宝暦9年6月の「上知郷村帳」(与謝郡)、「上知高反別帳」(加佐・竹野・中郡)や、明和4(1767)年の「御家中諸手当定」などがある。前者は、旧領主青山氏の新任地への移封にともない、同氏から新領主となった本庄氏へ引渡された文書で、領内各村ごとの石高・貢租・反別などが記載されている。また、後者は、冠婚葬祭をはじめ、公私の遠国旅行時などの際、家中に対して支給する諸手当金を、役職により17の段階に分けて定めている。さらに、文化6(1809)年の「宮津在方御法度書」は、宮津藩が制定した在方の禁令集で、62カ条にわたる細かな規程。これらの明治以前の文書は、点数としては全体の約2割で、明治期が約8割であるが、そのほとんどは明治5(1872)年までのものである。その中には、天皇の御東行にともない、東京に置かれた宮津藩御用所で作成された明治元(1868)年から3(1870)年までの「日記」や、明治3年9月に太政官が定めた綱領によって実施した藩制改革の記録である「藩制取調稿」などがある。このほかにも「丹後国村々版籍取調帳」、「領知租税録」(明治2)、「西京江州文通留」、「文武録」、「藩制并支配地取調帳」(明治3)、「在町新古酒造人名前帳扣」、「地理掛日記」(明治4)、「豊岡県エ願伺届控」(明治4・5)、「御用金其外請取目録)(明治5)等々、幕末から廃藩置県前後における丹後地方の政治や社会の情勢を知ることができる広範な内容のものである。

宮津東新浜遊廓関係書類

明治10(1877)年1月、宮津萬年町新地総代から京都府知事あてに提出された、同新地における芸娼妓貸座敷業の起源をはじめ、明治11年から同28年に至る遊芸稼人概則、遊芸稼鑑札願書式、券番所概則、与謝郡宮津五業組合規約、同規約改正及び追加一件、宮津町字新浜の遊廓区域内同業者規約ならびに、明治11年11月宮津支庁から京都府知事あての遊廓移転伺などの書類や印刷物が1冊に合綴されたもの。