古文書解題 「み」から始まる文書
2011年3月4日 更新
参河国山中郷名寄帳(みかわのくにやまなかごうみょうよせちょう) 中集古S335
永和3(1377)年9月日。1点。宮内庁書陵部所蔵。
御薗家文書(みそのけもんじょ) 館古124
医師として典薬寮に出仕するとともに、寺町裏松原上ルの振分稲荷社の社司であった御薗家に伝わった文書、126点。まず医術に関するものとして、「当然ノ秘方丸散集」「御薗家代々秘書」「本草綱目薬名」「無分鍼方鈔」「三拾番神祭文并御薗家代々霊神」などがある。また、系図以下の家譜類が6点。歴代当主の叙位任官に関する口宣案が65通。御薗家に対して、秘法を口外しない旨を誓った入門者の起請文7通などがある。また、当家第4代の御薗意斎常倫は霊元天皇の崩御まで50余年にわたった功によって、その没後の享保17(1732)年12月に二条から松原にいたる地の御土居を拝領するが、これに関する文書数点がある。このほか、振分稲荷に関しても、改築願など数通がある。
溝前町文書(みぞまえちょうもんじょ) 館古381
五辻通六軒町西入ルの溝前町に伝えられた文書、24点。文政2(1819)年から明治6(1873)年までの家屋敷の譲状や死後譲状に代表される証文類である。
南座新築関係書類(みなみざしんちくかんけいしょるい) 館古226
5点。明治18(1885)年「演劇場新築願」、同年「演劇場増殖工事ニ付副伸書」、年未詳「劇場建築増位置上申書」、同「演劇場新築願」、同「願書断簡」である。
南山城油絞仲間文書(みなみやましろあぶらしぼりなかまもんじょ) 館古368
南山城の油絞仲間に残った文書、46点。安永5(1776)年から文久元(1861)年にかけてのもの。菜種他国売買に対する詫状や御断一札をはじめ、「人力油絞株譲渡一札」、「水車株借用一札」などの証文や、「水車稼約定書」「伏見油屋仲間一札」「種仕事槌留日数定」がある。
峰山図書館所蔵 郷土関係資料(峰山藩関係文書)(みねやまとしょかんしょぞうきょうどかんけいしりょう) 集古M141 集古S075
京丹後市が所蔵する峰山藩関係文書を中心とした資料。国絵図などの大型絵図、吟味書、掟、御用日誌、村高帳ほか。郷土史家永浜宇平の写の古文書も含まれる。元禄3(1690)~明治期。103点。
宮田家文書(みやたけもんじょ) 館古122
「御維新ノ際ノ献金由緒並ニ履歴書」「御維新ノ際献納金来理暦書並ニ高良大老東上祝賀ノ記」の2冊、どちらも宮田高良が明治維新の際、小野、三井、島田に朝廷金出納御用達を受けるよう尽力した旨が記されている。後者には宮田高良の明治15(1882)年から同21年にかけての東京行の記録が付されている。なお、宮田高良が東征軍の資金調達に奔走したのは、維新政府の参与で東征大総督有栖川宮熾仁親王のもとで参謀を勤めた正親町公薫の夫人が高良の二女であったためである。
宮本守三家文書・乙(みやもともりぞうけもんじょ) 館古561
綴喜郡井手町で質屋を家業としながら庄屋・綴喜郡長など地域の指導的役割を担ってきた宮本家に伝来した資料の第2次分。宮本家は、教育者として、実業家としても色々な事業に関わっており、山城地域にかかわる幅広い内容の資料群である。天保の飢饉や嘉永の飢饉の際の粥施行(焚き出し)に関する資料、質屋株再興関係資料、地域の村々との相論関係書類、幕末会津藩関係文書、藤堂藩・紀伊藩の貸付関係資料、地租改正関係資料、土地の売券・借用証文、小室信介葬送等関係資料ほか。寛永19(1642)年~昭和期。3664点。
妙法院領新日吉町沽券状(みょうほういんりょうしんひよしちょうこけんじょう) 館古288
西木屋町通七条上ル西入ル新日吉町内の丹波屋忠右衛門家の屋敷に関する沽券状写12通を貼り継いで成巻したもの1点。明和4(1767)年11月から弘化2(1845)年6月までのものである。
妙蓮寺文書(みょうれんじもんじょ) 館古019
歴代の京都所司代が、妙蓮寺境内に公示した制札、11点。妙蓮寺は、日蓮宗本門法華宗大本山として、京都市上京区寺ノ内通大宮東入ルにある。同寺の制札は51点あり、うち11点が妙蓮寺から当館へ寄贈され、33点が寄託中である。残りは同寺に保存されている。これらの制札は、「一、於境内伐採竹木并刈草取石事」「一、寄宿事」「一、諸殺生事」の3ヶ条について、京都所司代が、その停止と違反者処罰を公示したもので、駒形の板札に墨書され妙蓮寺境内に、実際に掲げられたものである。京都所司代は、慶長5(1600)年関ヶ原合戦後、奥平信昌がこの職に補任されて以来、幕末まで58人が就任しているが、妙蓮寺伝来の制札は51枚をかぞえ、第1代奥平美作守信昌、第3代板倉周防守重宗、第6代永井伊賀守尚庸、第8代稲葉丹後守正通、第35代稲葉丹後守正諶、第54代松平伯耆守宗秀の7人の代の制札を除き、歴代の京都所司代51人の制札が揃っている。51枚の制札のうち妙蓮寺からの寄贈あるいは寄託によって、現在当館に保管されているものは、第4代牧野佐渡守親成(明暦2年6月日付)、第6代永井伊賀守尚庸(寛文12年5月3日付)、第9代土屋相模守政直(貞享3年6月18日付)、第13代松平紀伊守信庸(元禄10年9月21日付)、第15代松平伊賀守忠周(享保3年11月朔日付)、第20代酒井讃岐守忠用(宝暦2年8月25日付)、第27代牧野越中守貞長(天明2年2月22日付)、第42代水野越前守忠邦(文政10年7月日付)、第45代松平伊豆守信順(天保5年10月日付)、第56代稲葉長門守正邦(文久3年12月日付)である。これ以外の、第7代戸田山城守忠昌(寺内堅樹院蔵)、第10代内藤大和守重頼(同慈詮院蔵)、第11代松平因幡守信興(同本光院蔵)、第12代小笠原佐渡守長重(同円常院蔵)、第16代牧野佐渡守英成(同恵光院蔵)、第29代松平和泉守乗完(同本妙院蔵)、第33代土井大炊頭利厚(同方丈蔵)の7点の制札が妙蓮寺山内にある。
