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丹後の海からの情報(平成24年6月)

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水ガニリリースの効果を紹介しました

  京都府沖合で操業する京都・兵庫・福井の底曳網漁業者による三者懇談会が、6月4日に大津市で開催されました。本懇談会は毎年この時期に開催されており、資源管理の取組み内容などが協議されます。今回は府底曳網連合会の依頼を受け、平成20年度から実践されている水ガニリリース(漁獲禁止)の効果を報告しました。水ガニリリースを取組むようになり、最近では市場価値が高い雄ガニの一網当りの漁獲量が増加したことなどが明らかとなりました。この取組みが京都府沖合で徹底されるとともに、他県沖合にも波及することを期待します。

報告用プレゼンテーション資料 

初めての試み -ヤナギムシガレイの標識放流-

 ヤナギムシガレイは「ササガレイ」と呼ばれ、主として秋季に底曳網で水揚げされており、一夜干しの高級食材のひとつです。海洋センターでは、これまで本種の成長や産卵、小型魚を保護するための適正な目合の大きさなどを調べてきました。今後はさらに移動範囲や生残率などを調べる予定にしており、そのための効果的な調査方法のひとつに標識放流があります。ヤナギムシガレイの標識放流はアカガレイなどに比べると小型で活力も弱いことから、全国でも本格的に行われた事例はありません。今回、「平安丸」の桁曳網操業で魚の活力を維持するために種々工夫するとともに、小型の標識票を新たに準備するなど、4~5月に約300尾を放流することができました。9月から始まるササガレイ漁で標識魚が再捕されることを期待しています。

標識を装着したヤナギムシガレイ 

海洋高校と共同した阿蘇海のアマモ増殖試験-生殖株の採集

  海洋センターでは、阿蘇海のアマモ場を再生させるための増殖技術開発に取り組んでおり、昨年からアマモの種や苗を移植する試験を行っています。
 今年は京都府立海洋高校と共同で試験に取り組むこととなり、6月14日に海洋技術コースの生徒12名が参加し、宮津湾でアマモの生殖株の採集を行いました。アマモ場には生殖株と栄養株が混在しているので、陸上および水中で株の見分け方を指導した後に、約1,000株を採集しました。採集された株については、当所と海洋高校に分けて追熟させています。2か月ほどで成熟した種を得ることができ、今冬には阿蘇海での取組に利用される予定です。
 なお、当日には京都府の広報番組「京都ふらりー」の取材があり、採集の様子は海洋高校における水産業の新たな担い手を育てる取り組みの一環として紹介される予定です。

陸上でのアマモ説明の様子 水中での見分け方説明の様子 

 「丹後とり貝」が毎日放送で紹介されました

    毎日放送「ちちんぷいぷい」という番組の今が旬のグルメ食材という企画で、宮津市の「丹後とり貝」が取り上げられ、6月6日夕方に放送されました。番組では、丹後とり貝昼処のトリガイ料理が紹介され、トリガイ育成筏からは生産の様子や、岸壁からはトリガイ調理風景が生中継で放送されました。海洋センター職員は生産技術などを説明しましたが、リハーサル中はおとなしかったトリガイですが、本番中には足を出して暴れだすというハプニングもありました。放送後には、電話照会等も多くあったようで、「丹後とり貝」のPRができたと喜んでいます。

取材風景 

京都府市議会議長会の一行が来られました 

  6月4日に京都府市議会議長会の一行約50人が、当所へ施設見学に来られました。今年度の議長会が宮津市で開催されたことから、丹後で売り出し中の「丹後とり貝」の種苗生産や中間育成の講演と生産現場の視察を当所でしていただきました。研修室で講演を聴いていただいた後、京都府漁業協同組合連合会から提供されました「丹後とり貝」と「育成岩がき」の試食をしていただきました。熱心に講演を聴いていただいた後だけに、十分に味わっていただけ「とても美味しい」との声が聞かれました。

研修風景  

海洋高校生が実習のため来訪しました

    6月13日に京都府立海洋高等学校の3年生22人と先生3人が実習のため来所されました。この実習は3年生の毎年の恒例行事となっています。京都府の海洋環境と水産業の特徴や、「丹後の海の環境を守る取組」として実施している海の森(藻場)づくり、丹後とり貝及び育成イワガキの生産技術等について、パワーポイントにより紹介しました。さらに、展示室の見学の後、屋外の海面筏でトリガイ稚貝の育成状況を見学してもらいました。講義や見学中には多くの質問もあり、今後、学校での学習の参考になればと思います。   

熱心に講義を聴く高校生 展示室で説明をうける高校生 

多くの小学生たちが当所へやって来てくれました 

    6月15日に亀岡市立大井小学校5年生と先生102人が、6月21日に福知山市立天津小学校・上豊富小学校5年生と先生39人が、当所の施設見学に来られました。研修室でのパワーポイントやDVDによる京都の漁業や当所の業務紹介の他、海洋調査船「平安丸」の見学を行ってもらいました。 
   4月以降多くの小学生たちが当所の施設見学に来てくれましたが、授業でつくり育てる漁業などについて勉強中の5年生たちが中心です。授業内容の理解をより深めてもらえるよう、京都の漁業や関連の当所の研究業務を紹介していますので、ぜひ、お越しください。平日の午前9~午後5時までの時間帯で対応しています。御希望の学校は一度当所まで御連絡を!

操舵室を見学する小学生たち  

 

お問い合わせ

農林水産部海洋センター

宮津市字小田宿野1029ー3

ファックス:0772-25-1532

ngc-kaiyo@pref.kyoto.lg.jp

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